教えてくれる人

はなとも
日本スイーツ協会認定のスイーツコンシェルジュ。スイーツ専門のライターとしてさまざまなweb媒体で記事を連載中。著書「スイーツ男子はなともの I love パンケーキ」(KADOKAWA)、はなとも監修パンケーキミックス粉、その他、監修商品やコラボメニューなど多数。前職はお花屋さんという異例の経歴を持つ。

東京都世田谷区西太子堂にある、いちごスイーツ専門店「ICHIBIKO(いちびこ)」。食べる宝石と称されるブランドいちご「ミガキイチゴ」を使ったいちご尽くしの生スイーツは、見た目だけではなく味も絶品と評判です。中でも太子堂店限定のミルクレープは、いちごのおいしさを存分に味わえると大人気。いちごのおいしいこの時期に、ぜひ食べていただきたい逸品です。

眺めるだけで幸せ。キュートでおいしいいちごスイーツの数々

「ICHIBIKO 太子堂店」は、世田谷線・西太子堂駅から徒歩1分とアクセス抜群。閑静な住宅街の一角にあります。
「ICHIBIKO」とは、宮城県山元町のいちご農園「ミガキイチゴファーム」がルーツのいちごスイーツ専門店です。2017年に1号店となる太子堂店(カフェ併設店)をオープンさせると、その圧倒的ないちごのおいしさとキュートなビジュアルがSNSで話題に。現在は全国に10店舗を展開し、東京では太子堂のほか、新宿、渋谷、三軒茶屋などに出店しています。

食べる宝石と称される「ミガキイチゴ」 写真:お店から

ミガキイチゴは「食べる宝石」をコンセプトに生産されたブランドいちごです。品種ではなく、栽培法や選果基準による果実の違いをブランド化したもので、2011年に宮城県山元町で誕生しました。
完熟で摘み取られたいちごは甘さと酸味のバランスが絶妙で、香りとジューシーさもいちごの中ではトップクラス。最高ランクのプラチナは、1粒1,000円で販売されるほどです。いちごの最盛期には都内の百貨店でも1パック1,500円前後(シルバーやレギュラークラス)で販売され、贈答用として人気を集めています。

木のぬくもりを感じる店内

そんな完熟ジューシーないちごで作られた生スイーツが食べられる店内は、木を基調とした素朴な雰囲気で、L字のカウンターが8席あります。天気の良い日は、大きなガラス窓から自然光がたっぷりと注ぐので、気持ちの良い時間を過ごせますよ。

ショーケースにはミガキイチゴを使ったケーキやタルトなど、季節ごとに全7種類の生スイーツが並びます。遠方からわざわざ足を運ぶ人も多く、人気のスイーツは夕方前に売り切れてしまう日もあるそうです。

そんな人気の生スイーツはすべて店内のキッチンで作られ、ショーケースにはフレッシュな状態で並びます。食べる人が笑顔になるよう、一つひとつ心を込めて手作りしているそうです。

今回はそんな同店こだわりスイーツの中から、僕が特におすすめしたい、とっておきの3品を紹介します。