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食通たちが選ぶ、2022年に惚れ込んだ名店とは? 華道「未生流笹岡」三代目家元であり、京都の食に精通している笹岡隆甫さんが選ぶとっておきのお店を教えていただきました。
〈2022 食通が惚れた店〉
新型コロナウイルスによる混乱は続くものの、飲食業界も賑わいを取り戻した2022年。油断のできない状況は続きますが、各店が工夫を凝らし、おいしいものを届けようと努力しています。
そんな2022年に、グルメ情報を熟知した有識者が「最も印象に残った店」や、おすすめの「2,000円以下のお手軽グルメ」などをうかがいました。
今回は、食べロググルメ著名人の笹岡隆甫さんにお答えいただきます。
教えてくれる人
笹岡 隆甫
1974年京都生まれ。京都大学工学部建築学科卒業。舞台芸術としてのいけばなの可能性を追求し、日本-スイス 国交樹立150周年記念式典をはじめ、海外での公式行事でも、いけばなパフォーマンスを披露。2016年には、G7伊勢志摩サミットの会場装花を担当した。主著に『いけばな―知性で愛でる日本の美―』(新潮新書)。
今年のベストレストラン
Q. 2022年、最も印象に残った飲食店を教えてください
A. 「bb9(ベベック)」です
神戸にあるスペイン料理店です。お料理の基本は、アサード=焼かれたもの。炭火ではなく薪で、絶妙の火加減に仕上げています。5月にうかがった際には、白トリュフからスタートし、加熱したキャビア、トマトにはジュンサイとウニを合わせ、宮津のトリガイは肝ごと、丁寧に調理されたナミダマメなど、厳選された素材のエキスを堪能しました。