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食通が見いだした今月の新店
新型コロナウイルスの流行により苦戦を強いられていた飲食店は、少しずつ元の活気を取り戻し始めています。私たちも我慢の連続から少し解放され、おいしいものを食べて明日への活力に、そして、飲食店をより盛り上げて行きたいですね。
そこで、グルメ情報に精通している方々に、最近訪れた新店に関するアンケートを実施。特に注目している「今月の新店」「2,000円以下のお手軽新店グルメ」について教えていただきました。
今回は、食べロググルメ著名人の秋山具義さんにお答えいただきます。
教えてくれる人

秋山具義
1966年秋葉原生まれ。1990年日本大学芸術学部卒業。広告代理店I&S(現 I&S BBDO)を経て、1999年デイリーフレッシュ設立。広告キャンペーン、パッケージ、写真集、CD ジャケット、キャラクターデザインなど幅広い分野でアートディレクションを行う。主な仕事に、東洋水産「マルちゃん正麺」広告・パッケージデザイン、AKB48「ヘビーローテーション」CD ジャケットデザインなど。著書に「世界はデザインでできている」がある。2016年より「食べログ」グルメ著名人としても活動。J-WAVE「ALL GOOD FRIDAY」にランチのスペシャリストとして出演している。
今月のベストワン
Q. 直近で行った新店の中で、特におすすめしたいお店を教えてください
A. 「すし いわお」です

散らさないちらし寿司、その名も「ちらしらず」は、まさにデザインされた寿司です。しゃもじで器に移して食べるもよし、ワンブロックずつ箸で食べるもよし。16種類の魚介が味わえて、ネタとシャリの間にある干瓢と椎茸とおぼろがまたおいしいんです。大満足の6,000円。赤坂の浄土寺境内に店舗があるというのもトリップ感があって楽しいです。
2,000円以下のお手頃グルメ
Q. 最近行った新店でおすすめしたい、2,000円以下のグルメを教えてください
A. 「長命うどん 東京本店」のうき中ころ(3種ミックス940円、生卵100円)です

名古屋からやってきた、うどんと中華麺とそばときしめんが同じ器の中で食べられるという画期的な麺料理。うどんと中華そばで「う中」、うどんとそばで「うそ」というネーミングも秀逸。自家製手打ちうどんと中華麺ときしめんの3種ミックスを冷たい麺と冷たいかけ汁という中京圏独特の食文化「ころ」に生卵トッピングで食べましたが、冷たい出汁がおいしくて、いつもうどんにしようかそばにしようかと迷うところをいっぺんに楽しめるのが最高。これは発明ですね。
※価格は税込。
※アンケート内容と「食べログ」に掲載されている情報をもとに、料理名・金額を掲載しています。最新の情報はお店にご確認ください。
※時節柄、営業時間やメニュー等の内容に変更が生じる可能性があるため、お店のSNSやホームページ等で事前にご確認をお願いします。
※外出される際は人混みの多い場所は避け、各自治体の情報をご参照の上、感染症対策を実施し十分にご留意ください。
文:秋山具義、食べログマガジン編集部