乾燥湯葉を主役にしたシンプルな鍋で、湯葉の持ち味を堪能
季節限定メニューを除き、食事処のメニューは湯葉鍋1種類のみ。昆布出汁で野菜と鶏のつみれ、3種類の湯葉を炊き、昆布出汁+塩、または、昆布出汁+しょう油につけて味わう。シンプルな鍋にすることで、湯葉の旨みや食感を存分に楽しむことができるうえ、自宅で簡単に再現できるというメリットもある。食事処ではこれに湯葉の炊き込みご飯、デザートがセットで付く。







塩沢さん
湯葉が主役の鍋を食べられる店は希少。出汁やつくねの旨みを含んだ湯葉が、主役の名に恥じない存在感を発揮しています。ヘルシーな鍋なので、お腹いっぱい食べても罪悪感がないのがうれしい。京都で色々と食べ歩きをしたい人にもぴったりだと思います。
湯葉をお土産にして、家庭でも湯葉専門店の味を楽しみたい
食事処で乾燥湯葉の魅力に開眼した人のために、店内では湯葉の販売も行われている。乾燥湯葉は日持ちもするのでお土産にもぴったり。調理も簡単なので、自宅で気軽に湯葉料理を味わうことができる。老舗の味、京都の味をいつでも楽しめるのはうれしい限り。

毎日朝早くから職人が作る湯葉。この湯葉が大袋にたっぷり入った徳用湯葉は、自宅用に最適。みそ汁や煮物の具としてぜいたくに使える。中サイズ(160g)1,728円、小サイズ(70g)864円も。

塩沢さん
自宅用には徳用湯葉を購入して、あらゆる汁物に入れて食べています。乾燥湯葉はむっちりした食感が良く、食べ応えを感じられます。

昆布、しょう油、引上ゆば、切小巻ゆば、蝶ゆばがセットに。レシピも付いているので、家庭で簡単に店の味を再現することができる。同じ内容の大サイズは5,670円。

塩沢さん
店と同様に鶏つみれ、豆苗、しめじ、白ネギを加えて、家でも湯葉鍋を楽しんでいます。夜にがっつり食事をする予定がある日などは、ランチにヘルシーな湯葉鍋を食べることが多いですね。

なめらかな食感の引上ゆば。外側と内側で厚さを変えるなど、細かな職人技が冴える切小巻ゆば。可憐な見た目で、吸い物の具にぴったりな蝶ゆば。切小巻と引上の2種類を詰めたAセットなら1,728円。

塩沢さん
日持ちのする乾燥湯葉の詰め合わせは、手土産としておすすめします。湯葉と言えば生湯葉だと思っている人も多いので、意外性もあって喜ばれますよ。
伝統的な湯葉のおいしさを改めて教えてくれる食事処を構えた「千丸屋本店」。老舗でありながら、気軽に利用できる料理と空間が用意されているのもありがたい。全国の名店を知る人が折に触れ、食事や買い物を楽しみにこの店を訪れる魅力が十分にある。