ラーメン王の異名を持つ小林孝充さんが、2022年の「今食べたい3店」をエリアごとにピックアップしてくれました! 映えあるその店舗と、選んだ理由について伺います。「東京編」に引き続き、今回は「東日本編」です。

中華蕎麦 鳴神食堂(群馬県高崎市)

「中華蕎麦 鳴神(なるかみ)食堂」は2020年11月に高崎にオープンした注目店です。

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「中華蕎麦」750円   出典:ミネラルRさん

基本メニューの中華蕎麦は広島県産の牡蠣を使用した非常に滋味深いスープが印象的。何よりも麺線がきれいに整えられた盛り付けは非常に見た目が美しいです。上にのってくるのは何と鴨肉を使用したチャーシュー。このラーメンが750円というのも驚きです。

その他期間限定品にも意欲的に取り組んでいます。群馬県の中でもレベルの高い店が集まった高崎市ですが、それらにも負けないポテンシャルを持ったお店です。

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おつまみの「わんたん皿」300円   出典:ミネラルRさん

論露に不二(茨城県坂東市)

つくばの人気店「鬼者語」出身の方の店が2021年に坂東市にオープンした「論露に不二(ろんろにふじ)」。数種類置かれたデトックスウォーターのサーバーは同じく鬼者語の流れを汲む店「芛堂寺」を思わせます。

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デトックスウォーター   出典:rapport・ラポールさん

提供しているラーメンは「松茸と水」「鮮魚と水」など名前からもう期待が爆上がりです。その他にも日によりいろいろな限定メニューを提供しています。

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「松茸と水+味玉」950円   出典:rapport・ラポールさん

最初に名を連ねる松茸と水は、その名の通り松茸と水のスープ。松茸でラーメンのスープとして成立するのかと疑問に思う人もいると思いますが、これが非常にすっきりとしつつも香り豊かでしっかりとラーメンとしておいしく仕上がっています。非常に見た目としても華やか。

どの駅からも遠くやや行きづらいですが、ここだけでしか食べられないラーメンです。