2021年8月に惜しまれつつも閉店した創業142年の老舗すき焼き店「ちんや」が、3月18日に再オープンを果たした。創業の地、東京・浅草の旧店舗から少し離れた隅田川を望む江戸通り沿いに移転し、「浅草本店」として営業を再開した。
1880年に料理屋として浅草で創業し、1903年にすき焼き専門店となったちんや。店舗の老朽化などの影響から昨年閉店を選んだが、歴史あるブランドや伝統を絶やさず、永続的に発展させていくべきだという思いから、外食事業会社WDI GROUPがその暖簾を承継。新店舗の開店に至った。
新店舗では、旧店主の住吉史彦氏やスタッフも参加し、伝統や味を崩すことなく受け継いでいる。
サシの入り方が過剰ではない“適度な霜降肉”を意味する、ちんやの造語「適サシ肉」はそのままに。脂肪の融点やサシの入り方など、独自の基準で選び抜いた適サシ肉で楽しむ「すき焼き」と「しゃぶしゃぶ」を用意した。価格は、コース各3種(1名分 10,800円~)と単品各3種(1名分 6,800円〜)。
また、店内は、個室3部屋を備える全74席の客間とともに、牛肉やお土産などを扱う精肉店を設置。老舗の味を自宅で楽しめるのもうれしい。
※価格はすべて税込です。