人気店のネクストブランドやアイデア麺に注目!

近年のラーメンの進化はすさまじいばかりですが、広島のラーメンも例外ではありません。地元で長く愛される中華そばだけでなく、全国で修業した店主たちが展開する独創的なラーメンがずらり。定番の味を食べつくしてしまったという人におすすめしたい、趣向を凝らした広島の進化系ラーメンをご紹介します。

1. あの食材がラーメンにイン!|牛タンラーメン 衝青天

にがな
牛タン専門店の姉妹店としてオープン   出典:にがなさん

2021年8月にオープンするやいなや牛タン好きの間で話題になったのが、中区流川町にある「牛タンラーメン 衝青天(セイテンヲツケ)」。店名からもわかる通り、メイン具材に牛タンをチョイスした食べ応えのあるラーメンです。同じ中区の薬研堀にある牛タン専門店「タンしゃぶ亭」の姉妹店であることから、牛タンの品質は間違いなし!

早稲田の文士
「牛タン淡麗醤油ラーメン」800円   出典:早稲田の文士さん

まずは看板の「牛タン淡麗醤油ラーメン」を。カツオやシイタケ、昆布で出汁を取った醤油ベースのスープで、すっきりした後口。US産の牛タンはタン中を使っていて、やわらかさと歯応えの両方を楽しめます。仕上げにかけるトリュフオイルの香りも華やかで、食欲をそそります。

大食い屋
「牛タン濃厚塩ラーメン」850円   出典:大食い屋さん

もう少しこってり味を満喫したいという人は、もうひとつの看板である「牛タン濃厚塩ラーメン」を。清湯スープをベースにしている醤油と違い、こちらは牛骨をじっくり煮込んだ白湯スープがベース。特製塩ダレがしっかり効いていて、後引くおいしさです。煮玉子トッピング(100円)をするのもおすすめですよ。

2. 広島ならではの!? 新・ご当地麺|麺や 時風

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真っ赤な暖簾が目印   出典:IWASSYさん

次におすすめしたいのは、JR向洋駅から徒歩1分の場所にある「麺や 時風」。暖簾に描かれているイラストの広島名物……そう! あなごで出汁を取る「あなごらーめん」に注目のお店です。ありそうでなかったその発想に、一度は食べてみたい!と連日盛況。ピークのお昼時を少し外した時間が狙い目です。

H-CB
あなごらーめん(醤油)800円   出典:H-CBさん

あなごの骨と頭から出汁と脂を抽出しているそうで、これが旨味と香りの秘密。魚臭さはまったくなく、魚介系をややこっくりと仕上げた感じ。安芸高田にある「和高醸造」の醤油を使った醤油味か、藻塩を利かせた塩味から選べます。麺は地元の老舗「うすい中華」の中細ストレート麺。低温調理のレアチャーシューも存在感抜群です。

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期間限定「淡麗 潮満ちラーメン」780円と「牡蠣ペースト」100円   出典:mods35_2さん

ちなみにこちらは、期間限定で提供されていた「淡麗 潮満ちラーメン」。魚介ベースの醤油スープに柚子皮が爽やかなすっきりラーメンで、追加の牡蠣ペーストで味変しながら楽しめます。斬新な限定商品が不定期で登場するのも、こちらのお店の見逃せないポイントです。

3. 麺が見えない具沢山すぎる味噌|がっつり!!こーちゃん

まこたけ
白鳳ビル1階を奥に進んで   出典:まこたけさん

ここからは、「味噌」「塩」「醤油」「豚骨」それぞれのユニークな進化系をご紹介。味噌でチェックしたいのが、中区国泰寺町のビル奥にある「がっつり!!こーちゃん」。福岡県小倉出身の店主が作る博多豚骨ラーメンと、修行先で学んだ味噌ラーメンが人気です。

早稲田の文士
「がっつり味噌ラーメン」1,180円   出典:早稲田の文士さん

注目したいのは“がっつり”具沢山の味噌ラーメン。「麺が見えん!」と思わずツッコみたくなる、圧巻ビジュアルに脱帽です。味にもきちんとこだわりがあり、山口県「彦島みそ」と地元「新庄みそ」の白味噌をブレンドし、バーナーで炙って香ばしさを出しています。ベースは魚介豚骨のWスープで、味噌のコクと絶妙にマッチしています。

さあさん328
「とんこつカレー(ミニ)」350円   出典:さあさん328さん

ご飯ものには、魚介豚骨スープを使った「とんこつカレー」を。ミニサイズと通常サイズ(800円)があり、これだけを食べに来る人もいるほど隠れた人気の一品なだとか。豚ミンチの旨味がしっかり溶け込んだ、ラーメンとも不思議とよく合うカレーです。