お財布にやさしい、コスパ寿司
今や、寿司バブルといってもさしつかえない東京。コースが3万円を超えたり、何カ月も先まで予約が取れなかったり、なんてお店も珍しくありません。
もちろんそんな高級店には、価格なりの理由や良さがありますが、もう少し気軽に行けるお店も知りたいもの。お財布にやさしく、お腹も満足する寿司店をご紹介します。
府中駅直結! 超便利なロケーションに超便利な寿司店がデビュー
府中駅直結のショッピングセンター「ぷらりと京王府中」の東1階がリニューアル。新たに3店舗が加わり、様々なジャンルの店舗が集まる飲食ゾーン「TSUZUMI」となりました。現在9店舗が営業中で、その一角にあるのが「東京立ち寿司」です。新宿・中野・高円寺・吉祥寺にある「立ち寿司横丁」の系列店としてオープンしました。
店名から想像できるように、こちらはスタンディングのお寿司屋さん。とは言っても希望すれば椅子を出していただけるので、ゆっくりとお寿司を堪能することもできます。
「いか」「煮あさり軍艦」「ねぎとろ軍艦」などのネタは2貫で130円、1貫あたり65円という気軽さ!「葉わさびつまみ」(280円)、「真いかの丸焼き」(680円)、「おまかせ刺身五種盛り合わせ」(1人前1,620円)、「まぐろ刺身」(810円)など、気の利いたつまみや刺身、グランドメニューだけでも107品。さらに季節ものや、お得な「三貫盛り」もあり、バラエティ豊かな“お品書き”にワクワクします。
またこちらではモバイルオーダーを導入し、スマートフォンで2次元コードを読み込むとオーダーから会計まで簡単にできてしまいます。「スマホでオーダーなんてできない〜」という方にはテーブルに置いてある用紙に記入するか、スタッフに口頭で注文することもできるのでご心配なく。
今はなかなかお目にかかれなくなってしまいましたが、昭和の時代はどのお寿司屋さんにも冷蔵ネタケースがありました。席に着くとその中に並んでいる旬の魚や貝を見ながら「まず白身魚と貝をつまみにして、握りは小肌から」などと、頭の中でプランを練ってから注文したり、わからない寿司ダネがあれば指で差して「これ、お願いします」と言うと、大将が「はい、サヨリね」と教えてくれたりしました。
そうやって魚や貝を覚えていったものですが、こちらでは2次元コードでメニューを読み込めば写真と名前が出てくるので、注文するスタイルに慣れていない人も安心です。本当に便利な世の中になりました。
デジタルの便利さを感じながらも、大将との会話はお寿司屋さんの醍醐味。「今日は良いハマチが入っていますよ」「鮪の赤身はヅケでお願い!」といった、カウンター越しの“おいしいやりとり”が続きます。頭の中でイメージした味と、パクッとひと口で食べた瞬間のリアルな味が合致すると……もう食欲が止まらない!!!