時計店が寿司屋をオープン
幡ヶ谷にある「YOSHIDA」は時計好きならご存じ、世界の名門ウォッチ・ハイジュエリーブランドが一堂に結集した国内唯一の正規販売店だ。そんな「YOSHIDA」が同じく幡ヶ谷に寿司店を6月にオープンした。その名も「鮨 東京 よし田」だ。
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実は「YOSHIDA」は既に肉料理を提供する「松阪牛 よし田」を出店し成功を収めている。時計店で培った一流のおもてなしノウハウを飲食店に応用し、本物志向のゲストを満足させてきた。そして今回、満を持して2店舗目となる寿司店をオープンした。
贅を尽くした店内
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店内は異なるデザインで仕上げられた1階と2階のカウンター席に分かれる。1階のカウンター前には⾦箔に浮かび上がる⾊鮮やかな桜図の襖絵と、松島を表した欄間。カウンターは⽊製冷蔵庫で名⾼いアサクラの、6mを超す⽊曽檜の⼀枚板。近年稀にみる贅沢な造りはどんなゲストを連れてきても恥ずかしくない。
贅を尽くした器
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使用する磁器は全て人間国宝である十四代今泉今右衛門の作。特徴でもある「墨はじき」という技法によるグレーの皿に寿司が映える。
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漆器は石川県輪島にある江戸・文化年間(1813年)創業の漆工房「輪島屋善仁」のもの。歴史に裏打ちされた高い技術による美しい工芸品だ。
器選びの随所に時計販売で培われた高い美意識を感じさせる。
贅を尽くした食材
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「鮨 東京 よし田」の食材を語る上で外せないのが「マグロ」。それもそのはず、寿司はマグロの仲卸で有名な「やま幸」代表・⼭⼝幸隆⽒が監修しているのだ。山口氏が目利きしたマグロであれば間違いなし、と言っても過言ではない。
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ウニも巻物、そうめん、軍艦と料理によって3種類を使い分けるこだわりよう。夏の寿司のお楽しみ食材のひとつだ。
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初夏の寿司ネタとして寿司好きが待ち望んでいる新子も程良い型のものが美しい処理を施され、ずらりと並ぶ。