3種の甘〜いドリンクとカレーの相性は?

続いて、東京初進出というドリンク3種を味比べ。大阪では昔からお馴染みというが、カレーとの相性はいかほどなのだろう?

「大阪ミックスジュース」250円。使用しているフルーツは企業秘密だそう

まずは大阪のソウルドリンクというミックスジュースから。果実の甘さが利いており、カレーと合わせることでフルーティーさが倍増。辛味スパイスをたっぷりカレーにかければ、通常メニューよりも激しい甘さと辛さの落差を堪能できる。

「大阪ミルクセーキ」250円。カラースプレーや小粒のタピオカで楽しさを演出

特に甘みが強かったのがミルクセーキ。こちらを飲んだ後にカレーを食べると、意外にも甘さが鳴りを潜め、複雑な香りばかりが際立つ。焙煎されたスパイスの心地よい苦味など、カレーを食べ進めるほどに新しい発見が増えた。

「大阪冷やしあめ」250円。水飴と生姜を使用した甘くて辛い不思議な飲み物

マドラスカレーを純粋に味わうなら、冷やしあめがオススメだ。甘さと辛さのバランスが絶妙であり、驚くほどカレーと均衡が取れている。そのためカレーの味に大きく干渉しないのだ!

こうした食べ合わせの妙味、エンターテインメントを感じる要素もまた、マドラスカレーが長く愛され続ける理由の一つなのだろう。さすがは独自のカレー文化を築き上げてきた大阪が誇る名店の味。ドリンクとのペアリングにまで「面白さ」が溢れていた。

※価格はすべて税込

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※本記事は取材日(2021年5月19日)時点の情報をもとに作成しています。

撮影:佐藤潮

文:佐藤潮、食べログマガジン編集部