どのケーキがお好み？ 実力派シェフのお店が集う横浜市青葉区のパティスリーを巡る

オーナーシェフの牧野浩之さんは、藤沢市のフランス菓子店で基本を学ばれたのち、自由が丘「モンサンクレール」へ。乳業メーカーで乳製品の商品開発も経験され、「ピエール・エルメ・パリ 青山」でも修業。2016年3月にこちらのお店をオープンされました。

まずは定番のショートケーキ「セゾン ショート」。ふわふわのスポンジに北海道産の生クリームを使って作られていますが、ひと捻りしてありますね。どこか分かりますか？

下のスポンジの部分をよ～く見ていただくと……。

大正解！ ショートケーキは日本生まれのケーキだから、フランス菓子店では、フランス菓子の苺のケーキである「フレジエ」の要素を取り入れ、カスタード系のクリームを挟み、コクを出して旨味をアップさせるわけです。

マンゴーとパッションフルーツを合わせた「ナランチャ」などはいかがでしょうか？ マンゴーのまったりとした旨味とパッションフルーツの酸味を合わせた、トロピカルな感じのケーキです。

あと、個人的にはローストしたピスタチオのムースが印象的な「ジョヴァーナ」が好きですね。

バレましたか（笑）！ ピスタチオスイーツには目がないんですよ。こちらのものは、ピスタチオのムースに苺のムース、ベリーのジュレを組み合わせており、デザインも昔はツリーのような円錐形でしたが、最近ドーム形になり、可愛いホワイトチョコの飾りでポップな感じになりました。