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独創性とユーモア溢れる“うまいもの”で食い倒れたい!
食い倒れの街大阪。B級グルメのイメージが強い大阪だが、実は最高に美味しくて楽しい、大阪人らしい遊び心溢れるお店が盛り沢山。前回の和食編に続き、今回はより独創性溢れる異国籍料理のお店をチェック!
大阪市の食べログランキング〜異国籍料理編〜
☆4.52:カハラ(創作料理)
1971年創業、大阪の色街北新地で多くのグルメを魅了してきた「カハラ」。ご主人の森さんが織り成す、クリエイティブかつエンターテイメント溢れる料理の数々に魅了されること間違いなし。
「フカヒレ、穴子、独活、ホワイトアスパラガス」など贅沢な食材の盛り合わせは、お酒が進む大人の珍味。
イタリア産のカラスミが贅沢にのった「カラスミ蕎麦」。細麺の十割蕎麦の茹で時間はなんと8秒! 黄金色に輝く眩しい姿は芸術的。
カハラ名物「黒毛和牛ロース肉のミルフィーユ」は、にんにくチップ、ワサビ、大根おろし、と付け合わせとの変化を愉しめる。大阪らしい煌びやかでラグジュアリーな空間を味わってみては?
☆4.42:ハジメ(イノベーティブ・フュージョン)
ご主人の米田肇シェフが「本当に素晴らしいレストランを造る」というテーマを掲げ、2008年に誕生した「ハジメ」。妥協なき探究心から生まれるコンセプトのある料理は、多くの食通を感動の渦に巻き込んで来た。
まるでアートのような美しい料理に目も心も奪われる。ハジメの世界観は、シェフ独自の美意識を通して、自然、地球、宇宙に存在する均衡と調和という秩序の美が表現されている。
そこからは、自然への敬意や生命の儚さ、また生命そのものの力強さをも感じることができる。
大阪に言った際は、ぜひ一度ハジメの世界を覗いてみて欲しい。ガストロノミーの原点と進化を肌で感じ、その感動が心に美しく残っていくことだろう。
☆4.35:Fujiya 1935(スペイン料理)
大阪で80年以上続く老舗「洋食屋 ふじ家」の4代目藤原哲也シェフが、イタリアとスペインでの修行から帰国したのを機に新しくスタートした「Fujiya 1935」。素材を活かした独創的なモダンスパニッシュが堪能できる。
「自分の経験や美味しいと感じる感覚に耳を傾けられる空間でありたい」という藤原シェフ。単純な旨味だけの「おいしい」ではなく、目で見、耳で聞き、心で感じて頂く「おいしい」がそこには待っている。
名物の「気泡を含ませたパン」は季節に応じて栗、黒豆、うすいえんどうなど鮮やかに変化する。大阪という都会の中で、自然や季節、野性的な部分が美しくカタチを変え、我々の五感を刺激する。
シェフのこれまでの海外経験、日本人であるという本質と想い、そしてこれからの未来……全てのものが融合して「Fujiya 1935」は今後も進化を続けていくことだろう。
☆4.34:ほうば(韓国料理)
韓国料理部門食べログ全国ランキング第1位に君臨する「ほうば」。旬の野菜や魚介類を中心とした、見た目は美しく、体に優しく、食べて健康になる韓国料理が味わえる。
夏の季節に食べられる「鮑と肝のリゾット風鮑粥」は絶品。イタリア料理店でも修行されたご主人の新井さんの経歴を垣間見ることができる、イタリアンと韓国料理の見事な融合。
「黒毛和牛の骨付きカルビの煮込み」はこのお店の自慢の一品。ホロホロと口の中でとろけるカルビとコクのあるピリ辛たれが絡み合う。
毎朝、大阪のコリアンタウン鶴橋市場で仕入れる韓国産や国産の旬の野菜や山海の素材を使ったヘルシーな料理が魅力。日本一の韓国料理をぜひ大阪で味わってみてほしい。
☆4.32:クイントカント(イタリアン)
大阪・中之島にある、大正時代を思わせるネオロマネスク様式の意匠も美しいダイビル本館の1階を飾るリストランテ「クイントカント」。イタリア料理の伝統と地域性を踏襲しながら、2人のシェフの技術と感性で再構築した全13皿のコースを月替りで愉しめる。
8月のコースで出てくる「子鹿のラグーソースのパスタ」は、濃厚で力強い味わい。
「クチーナ・クレアティーヴァ」というカテゴリのイタリア料理を提供しており、直訳すると「創造的な料理」という意味。イタリア料理が本来持つ伝統を守りながらシェフのフィルターを通して新しい形に再構築した料理の数々。
独創性溢れる料理は、「大阪だからこそもっと尖っていきたい」というお店の想いが伝わってくる。大阪ならではの遊び心ある料理と空間を、あなたも味わってみてはいかがだろうか。
※2017年8月24日(木)時点でのランキングになります