〈食通が占う、2021流行る店〉

新型コロナウイルスの流行により、飲食店にとっては大きな危機が訪れた2020年が終わりました。油断のできない状況は続きますが、各店が工夫を凝らし、おいしいものを届けようと努力しています。

そこで、グルメ情報を熟知した有識者に、2021年期待したいお店や料理についてアンケートを実施。

今回は、連載「じっくり食べたいハンバーガー」でお馴染み、ハンバーガー探求家、評論家の松原好秀さんに今年注目の「ブレイクしそうな店」をお答えいただきます。

教えてくれる人

松原好秀

ハンバーガー探求家、評論家。2014年に『ザ・バーガーマップ東京』(幹書房)出版。ウェブ・雑誌の連載のほか、テレビ・ラジオの出演も多数。2017年夏には映画『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』の公開記念キャンペーンの企画協力も担当した。

2021年ブレイクしそうな飲食店

Q. 2021年にブレイクしそうな飲食店は、ずばりどこですか?

A. 「Blue Star Burger 中目黒店」です

写真:ブルースターバーガー

まだ行けてないのですが、「非接触で原価率68%のテイクアウトバーガー新業態」「チーズバーガー290円」……ん? なんだ? なんだ? というお店です。「一体どんな仕組みが……」「果たして味は……」いろいろ気になっています。

アンダー2,000円のお手軽グルメ

Q. 2021年にブレイクしそうな、2,000円以内のグルメを教えてください

A. 「SUPERIORITY BURGER」のスペリオリティー バーガー(税抜800円〜)など、各店のフェイクミート(代替肉)バーガーです

湘南の宇宙
出典:湘南の宇宙さん

NYのヴィーガンバーガー専門店「SUPERIORITY BURGER」、オランダの「The Vegetarian Butcher」が都内に相次ぎオープン。さらに2019年の「ロッテリア」を皮切りに、昨年2020年には「モスバーガー」「フレッシュネスバーガー」「バーガーキング」などの大手バーガーチェーンによる、「フェイクミート」「代替肉」などと呼ばれる100%植物性由来のパティを使ったバーガーがいよいよ出揃ってまいりました。あとは「マクドナルド」を残すのみな状況です。今年中に発売・発表されるかどうか。

ハンバーガー=牛肉の食べ物という大原則を根底から覆す、それこそ“ガソリン車が電気自動車に切り替わる”くらいの大きな転換点に思います。ビーフ大好きな私ですが、さすがにこの流れは無視できません。さぁ、どうなりますやら……。

※アンケート内容と「食べログ」に掲載されている情報をもとに、料理名・金額を掲載しています。最新の情報はお店にご確認ください。
※時節柄、営業時間やメニュー等の内容に変更が生じる可能性があるため、お店のSNSやホームページ等で事前にご確認をお願いします。
※外出される際は、感染症対策の実施と人混みの多い場所は避けるなど、十分にご留意ください。

文:松原好秀・食べログマガジン編集部