目次
TOKYO HIP BAR〈年末スペシャル編〉
2017年に話題になった、バーにまつわるあれこれ!
バーやカクテルの最新トレンドをお届けしてきた人気連載「TOKYO HIP BAR」。著者の美人広報・Mさんはなんと今年133軒のバーを巡ったそう! そんな彼女が今年バー業界を賑わせたトレンドをピックアップ。トレンドの一杯をまだ飲んでいない方は、来年でもぜひ味わってみては?
1. クリエーションが詰まった「デコレーションカクテル」
バー トレンチ(出典:genio-genioさん)
バー業界にも影響している「インスタ映え」。それは視覚だけでなく、新しい体験を提供するという総合演出になってきているのを感じます。その名も“魔法使い”を意味する京都のバー「レスカモトゥール バー」では、スモークオールドファッションドを桜のチップとシナモンのスモークとともに登場させたり、恵比寿にある「バー トレンチ」では、シグネチャーカクテル、ブラックバードを黒い鳥籠に入れ、笛の音とともにサービスするなど、バーテンダーのクリエイティビティが発揮されています。
2. ジン新時代!世界のジンが多数上陸中
COCKTAIL WORKS 神保町(写真:お店から)
クラフトビールの人気とともに火がついてきたクラフトジンのブーム。世界には1000種類あるといわれるジンの銘柄ですが、日本でも200種類以上は味わえるといわれています。ジンの専門店の先駆者である「トウキョウ ファミリー レストラン」では12か国から厳選のクラフトジンが揃うほか、150種類のジンをさまざまなカクテルで提案する「COCKTAIL WORKS 神保町」が出てくるなど、世界のジンが身近な存在になりつつあります。
3. クラシックカクテルの人気復活!進化版も続々!
ミントリーフ(出典:pina0719さん)
クラフトマンシップや本格志向などの世の中の流れをくむように、カクテルの世界でもクラシックカクテルのリバイバルの流れが来ています。クリエーターの社交場となっている渋谷「TRUNK HOTEL」のバーでもクラシックなカクテルをツイストしたものが多く揃い、「MAI TAI」をツイストした「MY THAI」が人気であったり、またモヒート専門店の「ミントリーフ」が100種類以上のモヒートを提供して人気を得るなど、馴染みあるカクテルの進化版が次々と登場しています。
4. サードウェーブコーヒーの次は、コーヒーカクテルがIN!
フグレントウキョウ(出典:Ninjartさん)
海外で今ブームとなっているのが、食後のコーヒーの代わりにエスプレッソマティーニを飲むというもの。海外のバーのトレードショーでは、バリスタがバーテンダーとともに、コーヒーモヒート、コーヒー&トニックなど新しいコーヒーカクテルの提案をするなど、バリスタとの距離が近くなっています。日本でもお酒を出すコーヒーショップが増えているなど、サードウェーブコーヒーのブームの後、コーヒーカクテルが広がっていきそうな予感がします。
5.クラフトビールはカルチャーの発信源!
オール トーキョー(出典:エノキングさん)
アナザー8(出典:1048nさん)
クラフトビールの魅力的な専門店のオープンが相次いでいます。渋谷には北欧のビールを中心に常時20種類のタップが提供されるクラフトビール店「オール トーキョー」がオープン。北欧のリビングのようなリラックスした店内は外国人も多く、日本と海外のカルチャーの交差点としても機能しているようです。また京都で人気のクラフトビール「BEFORE9」は東京目黒にも「ANOTHER8」として進出。日本の地ビール含めた8種類が常時タップで味わえます。
来年はどんなバーとお酒が話題になるのでしょうか? 新しいバートレンドを紹介する連載「TOKYO HIP BAR」を、来年もどうぞよろしくお願いします!