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〈2022 食通が惚れた店〉
新型コロナウイルスによる混乱は続くものの、飲食業界も賑わいを取り戻した2022年。油断のできない状況は続きますが、各店が工夫を凝らし、おいしいものを届けようと努力しています。
そんな2022年に、グルメ情報を熟知した有識者が惚れ込んだお店や料理についてアンケートを実施。「最も印象に残った店」「2,000円以下のお手軽グルメ」「おすすめお取り寄せ」をうかがいました。
今回は、スイーツコンシェルジュのはなともさんにお答えいただきます。
教えてくれる人
はなとも
日本スイーツ協会認定のスイーツコンシェルジュ。スイーツ専門のライターとしてさまざまなweb媒体で記事を連載中。著書「スイーツ男子はなともの I love パンケーキ」（KADOKAWA）、はなとも監修パンケーキミックス粉、その他、監修商品やコラボメニューなど多数。前職はお花屋さんという異例の経歴を持つ。
2022年のベストパティスリー
Q. 2022年、最も印象に残ったパティスリーのケーキを教えてください
A. 「equilibre（エキリーブル）」の「マロンラムレザン」です
東京品川区に2022年3月にオープンした「エキリーブル」は、某テレビ番組でデザート監修を務めたスターパティシエ・徳永純司氏のお店です。テレビで実際に監修したデセールをプティガトー仕立てにした「マロンラムレザン」は、複雑な構成ながらも素材の味がしっかりと伝わる至極の逸品。店名のエキリーブルとは、フランス語で「バランス」という意味。その言葉どおり、それぞれのパーツがバランスよく調和し、まさに2022年の記憶に残る絶品スイーツでした。
アンダー2,000円のお手軽グルメ
Q. 2022年に食べた〈2,000円以内の感動の味〉を教えてください
A. 「王将果樹園」の「ももパフェ」880円です
山形県天童市にある果樹園経営のカフェで、取れ立ての季節のフルーツを使ったパフェが人気です。私が食べたのは8〜9月の期間限定で販売される「ももパフェ」。3種類の桃をジェンガのように積み重ねた斬新なビジュアルで、見た目以上に味が絶品。その時季に収穫できる桃を3～4品種トッピングしているため、食べ比べが楽しめます。取れたてのフレッシュな桃を使用していること、そして果樹園経営だからこそできる価格帯！ このパフェは都内だと1,500円以上はするでしょう……。2022年の営業は終了しており、2023年の営業は6月のさくらんぼの時期からの予定だそうです。
2022年のお取り寄せ
Q. 2022年に出会った、人におすすめしたいお取り寄せを教えてください
A. 「新三郎商店」の「しおをかけてたべるプリン」です
福岡県糸島にある塩専門店の「またいちの塩」をかけて食べるプリン。塩をかけて食べるプリンは珍しいと思い取り寄せしてみました。またいちの塩は旨みと塩味のバランスが絶妙で、プリンの甘さを一層引き立てていました。カリッとした粒感も良いアクセントでしたね。プリンは、卵の濃厚なコクと上品な甘さがたまらなく、なめらかな口当たりも好印象でした。
