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美食大国として大人気の台湾。多くの人を魅了するこの地へ行きたくても、旅行のタイミングがなかなか合わない、行ったばかりだけど、あのおいしいご飯を何度でも味わいたい……という人へ。東京で味わえる台湾グルメスポットを巡るのはいかが? 食べログマガジンが紹介した記事の中から、朝食・昼食・おやつタイム・夕食に分けて、おすすめしたい料理が食べられるお店をピックアップ。一日巡れば気分はすっかり台湾にショートトリップした気分に!
〈朝食〉
まずはやさしい豆乳で気持ちのよい朝をスタート!
東京豆漿生活|五反田
朝食は、ほどよい満腹感で胃にも優しい「豆漿(ドウジャン)」がおすすめ。「豆漿」とは中国語で豆乳のこと。五反田駅から歩いて5分の住宅街の一角にある「東京豆漿生活」は、豆漿をはじめ「餅(ピン)」(パン)や「油条(ヨーティアウ)」(揚げパン)など、台湾の定番的なヘルシー朝ごはんが楽しめる。
「噂の新店」として紹介された同店で一番人気なのが「鹹豆漿(シェンドウジャン)」。温かい豆漿に干しエビと干し大根を加えて、酢、しょうゆ、ごま油で味を調え、仕上げに油条、ねぎ、ラー油をトッピングしたスープだ。豆漿の自然な甘みと具から出たうまみ、そして酢のほのかな酸味がバランスよく、後を引く味わい。ゆるやかに固まった豆漿の、もろもろとした口当たりがクセになる!
お店に一歩踏み込めばそこは朝のリトル台湾。現地スタイルの朝食を楽しんで。
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〈噂の新店〉東京の一角に現れた、台湾の朝ごはん風景
〈昼食〉
さっくりすませたいランチは、スルっと食べやすいビーフンで
ビーフン東|新橋
ランチには気楽でさっくり食べられる「ビーフン」はいかが? 日々、限られたランチの時間と戦う、新橋のビジネスパーソンの胃袋をぐっと掴んでいるのは、新橋駅前ビルにある「ビーフン東」。
行列もできる台湾料理の老舗だが、なんとこちらでは、注文してから提供されるまでの時間が約5分程度と、とても早い! おすすめの料理はもちろんビーフン。ランチでは並(豚肉と野菜)、五目、蟹玉の3種類のビーフンが焼きビーフン、スープビーフンからそれぞれ選べ、盛り付けも小盛、並盛、大盛から選ぶことができる。ラーメンなどの麺類よりも麺が細く軽い食感で、子供やお年寄りまで幅広くスルスルと食べられるというのもうれしい。
ビーフンの他にもバーツァン(中華ちまき)が人気でビーフンとセットにするのもおすすめ。早くてがっつり食べられる満足度が高いお店にぜひ足を運んで。
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“働く男の街にある名店は、行列でも回転が早い!”説(新橋編)
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〈今週のカレー〉一皿で二度美味しい! 肉たっぷりなのにぺろっといけちゃう “カレー×魯肉飯”の元祖店
〈3時のおやつ〉
目で見て楽しみ舌で味わったら、お土産もお忘れなく!
サニーヒルズ|表参道
台湾のスイーツといえば、ここ数年バブルを巻き起こしているタピオカもあるが、ここはしっとりおいしいサニーヒルズの「パイナップルケーキ」を。
表参道の駅から徒歩6分ほどのところにあるお店は、まずその外観の美しさに圧倒される。お店を取材したお菓子の歴史研究家・猫井登さんの記事によれば、「2020年開催予定の東京オリンピックのメインスタジアムを設計した隈研吾氏によるデザインの建物で、1階が販売スペースと待合所、2階がパイナップルケーキを試食する喫茶スペースになっている」のだという。同店で一番有名なパイナップルケーキは、「繊維が適度に残されたジャムの酸味と、しっとりとしてまろやかな味わいの生地との相性が良いですよ」と猫井さんもおすすめ!
こちらで味わったケーキは1階の販売所で購入が可能。東京で味わったおいしい台湾スイーツは友人とシェアしたい。
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〈夕食〉
一日の最後は老舗の味で締めくくる
麗郷 渋谷店|渋谷
東京で巡る台湾グルメツアーの最後を飾るのは、やっぱり外せない台湾料理の名店「麗郷 渋谷店」。1955年創業の老舗で、渋谷の喧騒の中に異空間のように現れるレンガ造りの外観と、ガラス越しに見える厨房に吊るされた沢山の腸詰めに心が躍る。
こちらのお店に通っているのは〈食を制す者、ビジネスを制す〉の連載でおなじみ國貞文隆さん。「いつも最初にオーダーするのは『腸詰』と『しじみ』。客のほとんどが注文する名物料理だが、腸詰は特製の辛いタレにつけて食べ、しじみはニンニクと醤油で煮込んだもので、これが酒のつまみによく合う」のだとか。そして必ず注文する一品が「バーワン」という食べ物。「お皿にクラゲの頭がのっかっているような不思議なビジュアルで、サツマイモのデンプンでできたプヨプヨした半透明の皮で豚肉や野菜を包んで蒸した料理で、こちらもお店の名物だ」と台湾の珍しい一品が味わえるよう。
お酒を楽しむ人はビールや紹興酒に合わせたつまみを、ノンアルコール派には前菜から麺飯類まで、それぞれのペースで台湾ディナーを満喫しよう。
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文:食べログマガジン編集部