《東京タピオカ図鑑・総集編》タピオカの美味しいお店をまとめてお届け!

若者や女性を中心に、今日本は空前のタピオカブーム。特に東京・大久保や原宿などでは、週末にかけてどのお店も大行列! というほどの大賑わいを見せています。

 

1992年の第一次ブームに続き、第二次となる大ブームを巻き起こしているタピオカ。なぜ人は定期的にタピオカにハマってしまうのか? その秘密を探るには、まずタピオカそのものの個性を改めて知るべし!

 

というわけで、新店から穴場まで紹介した短期連載『東京タピオカ図鑑』4回分をまとめてお届けします。これを読めばきっとタピオカが食べたくなる?!

【東京タピオカ図鑑 1】土日は数軒先まで行列のできる大久保エリアの大人気店「茶咖匠」

 

JR大久保駅から北新宿方面に歩いていくと突如現れる、台湾タピオカドリンク専門店「茶咖匠(ちゃかしょう)」。北新宿一丁目交差点沿いという穴場にもかかわらず、通りがかりの人々があれよあれよと店内に吸い込まれていきます。

 

 

メニューは、定番のタピオカミルクティーやタピオカ入りフルーツティー、仙草ゼリー入りのミルクティーなど、様々な台湾発ドリンクが30種類以上も。ドリンクの甘さは0〜100%まで、氷の量も選べるなど、自分好みにカスタム出来るというのが人気の理由と見た!

ほんのり甘い香りに癒やされる「ジャスミン茶タピオカ」

 

たくさんあるメニューの中から迷いながらも選んだのは、「ジャスミン茶タピオカ(L)」530円(税抜)。甘さは30%、氷の量は普通にしてみました。

 

その味は、ほんのり甘く、鼻を抜けるジャスミンの香りが爽やか。中身がたっぷり入っているので、ストローを挿す時はよそ見しないことをオススメします。

 

 

肝心のタピオカは、カップの底にたっぷり潜んでおります。ストローをカップの底につけると、次から次へとタピオカがやってきて、一気に口中が賑やかに。

 

一粒の大きさは、ぶどうの「デラウェア」くらい。一般的なタピオカドリンクに入っているものに比べてやや小さめの印象です。食感は外側はやわらかく、中心にいくにつれて弾力が強くなります。モッチモチの歯ごたえがたまりませんね。

 

 

そして、ストローの中をのぞいて驚き。カップの外側からは茶色っぽく見えるタピオカですが、上から見ると綺麗な黄金色をしていました。

 

紅茶を使用したミルクティーより軽い飲み心地なので、普段あまり甘いドリンクを飲まない人や、男性にも最適。また、量がたっぷり入っているので、お得感を楽しみたい人にもおすすめです。

 

【「茶咖匠」のタピオカメモ】

  • 粒の大きさ……やや小粒(たまにストローに詰まる程度)
  • 色……黄金色(透明感があって綺麗)
  • 歯ごたえ……優しめ(外:やわらか/中:弾力あり)
  • メニュー……30種類以上(迷うくらい豊富)

【東京タピオカ図鑑 2】「MeetFresh 鮮芋仙 吉祥寺北口店」

 

JR、京王井の頭線吉祥寺駅北口を出て、パルコの裏通りに入ると現れる台湾スイーツ専門店「MeetFresh 鮮芋仙 吉祥寺北口店」。吉祥寺×タピオカという休日なら行列必至の組み合わせですが、平日は混雑も少なく、ゆっくりとタピオカタイムを過ごすことが出来そうな雰囲気です。

 

同店には、定番の「タピオカミルクティー」はもちろん、規格外のサイズ(日本の一般的なかき氷の2倍はあると思います)の「台湾かき氷」、台湾ではおなじみのハーブ「仙草」のゼリー、芋のお餅がメインのスイーツ「芋園」など、タピオカを楽しめるメニューがバラエティ豊かに揃っています。そのほか、今日本でも人気の「豆花」もあり、台湾スイーツファンなら全制覇したくなるラインアップです。

タピオカ+ピーナッツ+小豆の相性バツグン「芋園3号」

 

数ある中から今回選んだのは、小豆、ピーナッツ、タピオカの組み合わせを楽しめる「芋園3号 Mサイズ」500円(税抜)。

 

芋園とは、黄色は「さつまいも」、白は「タロイモ」などの芋で作った台湾伝統のお餅。低カロリー&ビタミンE豊富というヘルシーさで人気を集め、ここ数年で日本にも専門店が増えてきています。

 

 

こちらで使用しているタピオカは、漆黒のブラックタピオカ! 美しい照り、小粒なサイズが黒真珠を彷彿とさせます。

 

そして、ぷるんとした食感を感じさせつつ、全体的な歯ごたえは強め。数ある具材の中でもしっかりと存在感を発揮しています。

 

 

さらに今回新発見だったのが、タピオカとピーナッツ、小豆の相性の良さ。ピーナッツの香ばしさと小豆のほっくりとした味わい、そこに淡白な風味のタピオカが混ざると、お口の中はSo Happy! これぞ、様々な具材を一皿で味わえる芋園ならではの醍醐味です。

 

【「MeetFresh 鮮芋仙 吉祥寺北口店」のタピオカメモ】

  • 粒の大きさ……小粒(クランベリーくらい)
  • 色……黒色(黒真珠さながらの輝き)
  • 歯ごたえ……強め(外:ぷるん/中:確かな歯ごたえ)
  • タピオカメニュー……10種類以上(ドリンク〜かき氷までバラエティ豊富)

【東京タピオカ図鑑 3】抜群の歯ごたえがクセになる!注目のボバタピオカがここに「Urth Caffé 代官山」

 

「Urth Caffé(アース カフェ)代官山」は、1994年にアメリカ・ロサンゼルスにオープン、日本第一号店として2013年に上陸したコーヒーレストラン。東急代官山駅からも徒歩5分、JR渋谷駅からも徒歩10分くらいと、買い物途中に立ち寄るのに便利な場所にあります。

 

オーガニックコーヒーや野菜たっぷりのパニーニやサンドイッチ、アメリカンダイナーで出てくるようなクラシックなベルギーワッフルなどを楽しむことができるこちらのお店を代表するタピオカメニューといえば、「Boba(ボバ)」ドリンク。

歯ごたえ抜群のボバタピオカがたっぷり「タイ レッド ティー ボバ」

 

ボバとは、一般的なブラックタピオカよりも弾力&歯ごたえが強い、キャッサバの根から採ったでんぷんにカラメルを混ぜて作るタピオカのこと。ドリンクのタイプは、シェイカーで振った液体状の「ON ICE」680円(全フレーバー共通)、ブレンダーでアイスクリームと氷を混ぜてシャーベット状にした「BLENDED」720円(全フレーバー共通)の2種類から選べ、いずれも底にはびっしりとタピオカが詰まっています。

 

 

レギュラーメニューは全部で6種類あり、「オーガニック グリーンティー ボバ」「チャイ ディバイン スパイス チャイ ボバ」「オーガニック モロカン ミント ボバ」など、他ではなかなか出会えないフレーバーばかりです。

 

今回チョイスしたのは、ルイボスティーで作る「タイ レッド ティー ボバ」のBLENDED。

 

 

フタから飛び出すほど中身がたっぷり入っており、かなりの重量を感じます。その味わいは、ルイボスティーがベースなので、ミルクティーほど甘くなく、さっぱり。最後まで飽きのこない味です。

 

 

そして、気になるボバタピオカは、噂どおりの強弾力! タピオカといえば、粒の外側が「ぷるん」中は「モチっ」とした食感のものが多いですが、ボバタピオカは外側からすでに「モチっ」ときて中は「ずしん」。また、ほんのりカラメルの甘さも感じられます。

 

さらに、BLENDEDはシャーベット状になっているため、ストロー内で発生するタピオカ渋滞を楽しめる点も、タピオカラバーの心をくすぐるポイント。弾力強めのタピオカが好きな人なら納得の一杯です。

 

【「Urth Caffe」のタピオカメモ】

  • 粒の大きさ……標準的(ぶどうのデラウェアくらい)
  • 色……ダークブラウン(秋らしい色み)
  • 歯ごたえ……強弾力(外:モチッ/中:ずしんとしっかり)
  • タピオカメニュー……レギュラー6種類

 

※価格はすべて税込

【東京タピオカ図鑑 4】やわらかさが魅力。大人の癒やし系タピオカ「コンマ ティー 恵比寿店」

 

「コンマ ティー 恵比寿店」は、JR恵比寿駅東口から徒歩5分程度の距離にある、今年5月にオープンしたティースタンド。

 

定番人気は、「大人のタピオカミルクティー」や自家製チーズクリームを使用した「自家製チーズティー」、厳選した茶葉を毎日8時間以上かけて抽出して作られる「ストレートティー」など。素材を厳選した上質なドリンクが手軽に飲めるお店として、大人の男女を中心に人気を集めています。

黒糖のまろやかな甘みを堪能できる「焦がし黒糖タピオカラテ」

 

この日は、10月から新発売した「焦がし黒糖タピオカラテ」650円(税抜)をオーダー。ミルクとカラメルの溶け合う様がなんとも美しく、シズル感たっぷりのビジュアルです。

 

甘さや氷の量、温度もアイスとマイルドホット(55℃〜65℃)から選べますが、黒糖ラテ特有の濃厚な味わいを堪能したい人は、「氷なし」でのオーダーがおすすめです。また、焦がしていない「黒糖タピオカラテ」600円(税抜)もあります。

 

 

提供する直前にバーナーで焼き上げて作られるカリカリのミルクフォームは、まるでクリームブリュレのよう。このカラメルがミルクと溶け合い、徐々に変わっていく味わいをゆっくりと楽しみながら飲むことが出来ます。

 

早速ストローをひと吸いすれば、タピオカが次から次へと口の中に入ってきます。その特徴は、なんといってもタピオカ自体に黒糖の甘さがたっぷり含まれていること。沖縄県産の厳選した黒糖はコクがあり濃密で、しっかりした味わいの飲み物が恋しくなる秋冬にぴったりの味わいです。

 

 

タピオカの噛み心地は、これまでレポートしてきたタピオカに比べてかなりやわらかめです。このやわらかさこそが疲れた時の癒やしの一杯に最適で、同店のファンに大人の男女が多いという点にも思わず納得。

 

また、「ストレートティー」以外のドリンクは基本的にレギュラーワンサイズですが、50円引きで全ドリンクSサイズに対応しているため、買い物途中やランチの後など、少量飲みたい時にも便利なティースタンドです。

 

【「コンマ ティー 恵比寿店」のタピオカメモ】

  • 粒の大きさ……標準的(ぶどうのデラウェアくらい)
  • 色……ダークブラウン(落ち着いた色み)
  • 歯ごたえ……かなり優しめ(外:わらび餅のようにやわらか/中:極やわらか)
  • タピオカメニュー……4〜5種類(迷わず選びやすい)