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鼻腔を抜ける香り、奥深いうまみ。知れば知るほど、食べれば食べるほどに虜となってしまうスパイス料理。さらに、肌や身体の調子を整えてくれるなど、さまざまな薬膳効果が期待できるのもうれしい。スパイスたっぷりの料理で残暑を上手に乗り切ろう。
1. 旨みが先か、刺激が先か。辛すぎ注意報発令の刀削麺
味覚|東京・新橋

虎ノ門と内幸町の中間のあたりに位置する、人気のスパイス料理を提供しているお店が「味覚」。国家特級調理師の資格を持つスタッフが調理をするという本格的な中国料理店だ。
藤島佑雪さんの記事によると、一番人気のメニューは麺点師が3時間もかけて捏ね上げた、モチモチ食感がたまらない刀削麺に薄辛、普通、中辛、激辛の4段階の辛さから選ぶことができる、麻婆豆腐を合わせた「味覚石焼麻婆刀削麺」。普通、中辛でも汗がダラダラ吹き出すほどだが、激辛は「注文しようとするとお店から注意事項を言い渡されるようですから、相当なご覚悟が必要と察せられます」と藤島さん。注文する際にはそれなりの心構えが必要なよう。
普通の辛さでは物足りない! より多くの刺激を求めている人はぜひ挑戦してみて。
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〈出世ごはん〉激辛料理を食べて、自分の限界を見極める大切さを知る
2. 爽やかな香りと、すっきりした辛さで気分爽快に!
龍眉虎ノ尾 西麻布|東京・西麻布

日差しの強い残暑の日にぜひ食べておきたいのは、中国割烹「龍眉虎ノ尾 西麻布」の「冷やし青山椒麻辣麺」2,000円(税込)。
「麻辣」と名のついた麺だが、鮮やかなグリーンの盛り付けが美しく印象的。 「緑色のソースは、フレッシュな青唐辛子に青山椒をたっぷり、そこにニラを加えてペースト状にしたもの」とその理由を語る料理長の岡田三郎さん。お店を取材した森脇慶子さんは「一口食べればスーッと脳天を突き抜けていくかのような辛さの洗礼に恍惚となる」といい、さらに「唐辛子がフレッシュな分、辛さがストレートにしてシャープ。そこに青山椒の爽やかな香りと痺れ感が加わり、額に汗している自分に気がつくはずだ」と、聞くほどに食欲をそそられてしまう。
見た目と辛さと旨みの三位一体で、一日の暑さに打ち勝とう!
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濃厚スープや痺れる辛さの汁無しも。ますます広がる「担々麺」の多様性に迫る
3. 優しい味わいのスパイス料理をどうぞ
アーガン|東京・新大久保

激辛だけじゃない、優しいスパイス料理が味わえるのが「食べログ カレー 百名店 TOKYO 2019」にも選出されたネパール料理「アーガン」。
取材をした川口有紀さんの記事によると、こちらのお店ではカトマンズの盆地一帯に住む「ネワール族」、そして山岳地帯であるアンナプルナ地域に住む「タカリ族」、この2つの民族の代表的な料理を食べることができるという。川口さんのおすすめの1つが、ネワール族の代表的料理の蒸し米を叩いて干した「チウラ」、これに添えられたスープやカレー、アチャール(インドの漬物)などのおかず類を混ぜて食べる、ボリュームたっぷり「ネワリボジセット」。その他にも絶品!だという「モモ」など気になるメニューが盛り沢山。
せっかくなら大人数でさまざまなメニューを注文し、お気に入りの一品を見つけたい!
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知ってるようで知らない、ネパール料理の奥深さに触れよう。「辺境料理」のススメ・ネパール料理編
4. もくもくと煙が立ち込める、スパイシーなドリンクの正体とは?
Sherlock House|東京・池袋
化学実験さながらのパフォーマンスで、スパイシーなドリンクを提供しているのは、シャーロックホームズの世界観を満喫できるバーとして、昨年池袋にオープンした「Sherlock House(シャーロックハウス)」。

六原ちずさんの記事によると、こちらのバーでは、グラスごとスモークマシンで瞬間燻製する斬新なカクテル「スモーキーモスコミュール」1,200円(税抜)が味わえるという。カクテルに使用されているのは、スモーキーで独特な風味のウイスキー・ラフロイグ。スパイシーな味と相性抜群な辛口のジンジャーエールとブレンドされ、さらにウイスキーの樽を砕いたチップで燻製したブラックペッパーをプラスしてアクセントにしている。「飲む前からスモークの香りが心地よく鼻に抜け、口に含めばスパイシーで刺激的な味わい。なかなか味わえないキレのあるおいしさが、やみつきになるカクテルです」とリピート必至。
スパイシー好きな友人や、パートナーへのサプライズとして注文するのはいかが? 遊び心満点な1杯で、一緒にワクワク感を楽しめるはず!
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〈噂の新店〉ファンならずとも訪れたい!シャーロック・ホームズの世界観にどっぷりひたれる隠れ家バー
文:食べログマガジン編集部