【日本全国 地元のグルメ〜北海道・札幌編〜】人気パフェ店の系列店も続々。最新のシメパフェ事情が知りたい!

飲み会や食事のあと、締めの一品としてパフェを楽しむ「シメパフェ」文化。すっかり札幌のカルチャーとして定着しており、東京に進出するお店も増えはじめてきました。

 

札幌市内でも新しいお店が急増中。その中でも今回は、これまでにないコンセプトを掲げ、人気店から派生したシメパフェスポットをご紹介したいと思います。

1. 芸術的な盛り付けに誰もがうっとり「パフェテリア ミル」

営業は夜間のみ、バースタイルの落ち着いた空間でパフェを振る舞う「夜パフェ専門店 パフェテリア パル」は、2015年の誕生から多くのファンに愛され続ける行列店。

「夜パフェ専門店 パフェテリア パル」のパフェ/写真:お店から

さっぱりとしたジェラートやフレッシュな生フルーツを多用し、季節の花々などをモチーフに美しく盛り付けられたパフェは、まるでフレンチコースのデザートのように上質と評判を集めています。

 

2018年には狸小路5丁目アーケード内に姉妹店「パフェテリア ミル」もオープン。こちらはカカオから厳選したチョコレートをパフェに取り入れているのが特徴です。

「パフェテリア ミル」のパフェ/出典:Megu47648さん

旬の食材を活かしたメニューはすべて限定品。店舗ごとにメニューが異なるため、姉妹店をめぐるのもファンの楽しみになっています。

2. 草分け的存在から広まりつつある、ながらシメパフェ「AND INITIAL」

「デザートとお酒のマリアージュ」をコンセプトにシメパフェ文化を牽引してきた「イニシャル」。フルーツと日本酒のかけ合わせをはじめ、大葉や小松菜をパフェに使用するなど、常に新境地を開拓し続けています。

「イニシャル」のパフェ/写真:お店から

一方、2018年に登場した姉妹店「AND INITIAL」は、釧路産と根室産のミルクを使用した濃厚ながらキレもある特製ソフトクリームがメニューの中心。

「AND INITIAL」のパフェ/出典:mi_noさん

生フルーツをふんだんに使用したパフェ風ソフトを取り揃え、テイクアウトで歩きながら楽しむ、お手軽なシメパフェも提案しているのです。

3. 昼間からのんびりシメパフェでくつろげる「パーラーエノキ」

買い物や観光の合間に名店の味をいただくなら、サッポロファクトリーにできた「パーラーエノキ」が評判です。

「パーラーエノキ」のパフェ/写真:お店から

こちらのお店をプロデュースしたのは、深夜まで行列がたえない「パフェ、珈琲、酒 、佐藤」。姉妹店の「パフェ、珈琲、酒、佐々木」も本店近くにオープンしたばかりですが、早くも行列店となっており、気軽に立ち寄るのは難しそう……。

「パフェ、珈琲、酒、佐藤」の佐藤堪能コース/写真:お店から

「パーラーエノキ」であれば、朝10時からでも利用可能。アイス、ムース、ソルベなど全て手作り、シメパフェ文化が育んだ上質なパフェを、ネルドリップの本格コーヒーや豊富なアルコールメニューと合わせて堪能できます。

4. コース仕立てのパフェグラスをお茶と味わう「SABO SAPPORO TEA SALON produced by asami abo」

手頃なセカンドラインに舵を切る人気店が多いなか、より豪勢なメニューを展開する気鋭のパティシエも登場しています。

「SABO SAPPORO TEA SALON produced by asami abo」のタルトレット/写真:お店から

「SABO SAPPORO TEA SALON produced by asami abo」が振る舞うのは、前菜(スープ)、タルトレットを組み込んだパフェグラス、焼菓子からなるコース料理。シングルオリジンの煎茶、宇治抹茶の苦味を活かしたお酒など、ペアリングのドリンクも斬新です。

 

予約制のモンブランコースで注目を集める姉妹店「SAPPORO SARYO Asami abo」と合わせて要チェック!

5. 会社帰りに通いたい住宅地のパフェスポット「甘味BAR たか代とまさ代」

シメパフェ文化の中心地は歓楽街すすきのですが、段々と離れたエリアにも浸透し始めています。白石区の人気和食店「料理屋K」が、姉妹店としてオープンさせたのは「甘味BAR たか代とまさ代」。

出典:kom_gさん

名物のパフェは抹茶アイス、黒豆、きなこ、白玉と和の食材がたっぷり。山形出身の双子姉妹が切り盛りしているのも面白いポイントで、各種アルコールメニューに加え、山形名物の芋煮など手作りおつまみも揃えています。

味噌ラーメン、スープカレー、そしてパフェ。札幌はシメに食べたい選択肢が盛りだくさん。どれにしようか悩むのもまた醍醐味というか、贅沢な時間ですよね。

 

※「食べログ」に掲載されている情報をもとに、料理名・金額を掲載しております。最新の情報はお店の方にご確認ください。

 

文:佐藤潮