食べられるのは2021年まで! 新スタイルのハンバーガーショップが表参道にオープン

ハンバーガーといえば、調理時間が短く、値段も低価格。手軽に食べられるファストフードとして長年親しまれてきましたが、近年では、オールビーフパティや有機野菜を具材として取り入れるなど、厳選した食材を贅沢に使用した“グルメバーガー”も登場し、多様化が進む料理ジャンルのひとつとして注目を集めています。

 

そんなハンバーガー界に現れたのが、2019年7月16日に東京・表参道にオープンした新星「いしがまや GOKU BURGER」です。

石窯焼きハンバーグ専門店「いしがまやハンバーグ」初のグローバル旗艦店となる同店で提供されるのは、石窯で焼いたジューシーなハンバーグをパティとしてサンドした、究極のハンバーガー!

 

「ハンバーグは日本人にとって国民食ともいえるほど馴染み深い料理ジャンルにもかかわらず、海外ではほとんど知られていません。寿司やラーメンなど、海外でも人気のある日本食カテゴリーの中にハンバーグを入れたい!」という思いから、2020年開催予定の東京オリンピックを前に、外国人観光客が多く訪れる表参道での2年限定出店に至ったのだそう。

ハンバーガーが運ばれてきたら手袋をつけてスタンバイ!

特徴的なのは、黒い手袋をつけて豪快にかぶりつく“わんぱくスタイル”でハンバーガーを味わえること。

 

また、通常は調理の段階で加えられるのが一般的なソースも、「オリジナル」「てりやき」「シェフズスペシャル」の3種類からお好みで選べて、別添えの容器にディップして食べるという新しい味わいを楽しめます。

この日チョイスしたのは、お店のイチオシである「BLTチーズバーガー」1,580円。バンズからはみ出しそうなほどボリューミーな具材たちを支えるナイフがなんともインパクトがあり、食べる前から圧倒されてしまいます。

実際に持ち上げてみると、片手で支えるには頼りなさを感じるほどずっしりとした重さ。それもそのはず、ふわふわのバンズにサンドされたパティの正体は、約180gの“ハンバーグ”なわけです。その大きさは、ファストフード店の平均40g程度の4倍以上です。

赤身が多く脂肪分の少ないオーストラリア産の黒毛アンガス牛を100パーセント使用したパティは、石窯の高温で一気に焼き上げ、さらに遠赤外線の効果により肉の旨みをぎゅっと閉じ込めた、外パリッ中フワッのジューシーな仕上がり。

 

一口食べて、「(ハンバーガーを食べているはずなのに)まるでハンバーグを食べているみたい!」という不思議なファーストインパクトをおぼえる人も多いのではないでしょうか。ソースをディップするスタイルも、味の濃さを調整しやすく、カスタマイズしやすいところに今っぽさを感じます。

付け合わせのポテトは、手袋をつけた状態で食べるのにちょうどいいひと口大サイズ。ころっとした見た目が可愛らしく、軽い食感とジャガイモの甘みが食欲を刺激すること請け合いです。

肉付きにはたまらない! ハンバーグメニュー&クラフトビールも充実

さすがはハンバーグ専門店によるハンバーガー屋というだけあって、ハンバーグメニューも豊富に揃っています。さらに、「プライムステーキ」150g・1,500円〜や、サラダ、デザートなども。

さらに、お酒好きな人にとって注目なのが、クラフトビール。同じ運営会社によるステーキレストラン「Anchor Point」にて、千代田区初となる醸造許可を取得し作られた、同社オリジナルのクラフトビールを味わうことができちゃうんです。

「APB セッションIPA」(写真左)、「APB スペシャリティヴァイツェン」(写真右)

ラインアップは、2016年から醸造を開始し、2019年5月に「ジャパン・グレートビア・アワーズ2019」で金賞を受賞した2種類。

 

「APB セッションIPA」680円は、スパイシーかつ爽やかな味わいが特徴のビール。「APB スペシャリティヴァイツェン」680円は、ジューシーで華やかな風味が印象的。いずれも、肉料理との相性抜群なので、友人とシェアして飲み比べを楽しむのもありです。

店内の総席数は49席あり、センターにカウンター席、窓側に面してテーブル席が設置されています。複数人での利用はもちろん、カウンター席の数が多いため、おひとりさまでも利用しやすく、ランチ&ディナーいずれのシーンでも重宝できそうです。

 

有名ブランドや人気雑貨店などが軒を連ねる、都内有数のショッピングタウン・表参道での腹ごしらえに、がっつり系ハンバーガーが食べたくなった時の選択肢としてチョイスしてみてはいかがでしょうか。

 

※価格はすべて税抜

 

撮影・取材・文:食べログマガジン編集部