出世ごはん

デキるビジネスパーソンはこんなお店で食べている! 元銀座のホステス&開運アドバイザーの藤島佑雪が、かつての同伴その他の経験から見極めた「出世する店」を「おいしい理由」とともにご紹介!

No.40 ビジネススキルが未熟なら無理せず、絶品! 回転寿司を目指せ

早くデキるビジネスパーソンになって、大舞台で活躍したい。そんな野望をおもちの方も多かろうと存じます。ここ10年ほどでしょうか。「新入社員の気質が昔とは違う」と、ギャップに戸惑う上司の方々が増えたように思います。その“違い”にはさまざまなパターンがありまして、そのひとつに「何もできないのに、もうできるつもりでいる」というものが挙げられます。「新人が考えた企画書の欠点を指摘したら“プライドを傷つけられた”とものすごい剣幕で怒ってきた」とか「その案件はお任せください」って、いやいや先方とのこれまでの付き合いもあることなのに、なぜ、何も知らない君が? みたいな。困った事例が数多あるビジネスシーンで起こっているとか。でも、ものには段階というものがありますから。そのときに備えて、コツコツ小さな舞台で慣らしていくのが筋ってもんかと。

 

たとえるなら、いつかデキるようになったら、名店デビューすればいいけど、未熟なうちは回るお店で握ったお寿司に慣れておいたら? みたいなことでしょうか。そして、回っていてもレベルの高いお寿司屋さんみたいに、前途有望な新人を目指してみたら? というメッセージを込めて、食べログランキングでも人気の高い回るお寿司屋さんをご紹介します。

出典:Banbi217さん

 

まずは「根室花まる KITTE丸の内店」。漁師町、根室に本社を置いていることもあり、根室産のサンマや礼文島のボタンエビ、野付産ホタテなど、北海道産のネタを中心に取り揃えています。こんな風に特色を出して、キャラを際立たせていくやり方は新人時代から心がけたいもの。

出典:samasamaさん

 

そして「回し寿司 活 美登利 目黒店」。今やハワイにまで進出するなど、勢いに乗っている回転寿司チェーンです。メニューは280点もの用意があるので、何度行っても飽きがきませんし、「冷凍つぶ貝」「冷凍赤貝」と冷凍であることを堂々と表記している姿勢にも感服させられます。食の安全・安心が問われる時代にマッチした表現であり、裏表のなさにも好感がもてますよね。熟成や朝どれなどと同列に「正直さ」がアピールポイントになる。ビジネスにとって何が大事か、熟知しているからこそ、企業として伸びていることも、しっかり感じていただきたい一軒です。

出典:ぱしこ飯さん

 

「回転寿し トリトン 東京ソラマチ店」は、わたくしが敬愛する某トップシェフから、すばらしい回転寿司の店として教えていただいた北海道発祥、地元で圧倒的人気を誇る一軒です。基本、ネタは道産中心で、とにかくデカい! ものによってシャリの2〜3倍の大きさだったりするのですが、クオリティが高いからペロリと食べられちゃうんですよね。そして、活ホタテも厚切りサンマも札幌で食べるのと遜色ないお味! 高水準のものを惜しげなく振る舞うひとに、お金もひとも寄ってくる。その繰り返しで気づいたら出世していた、なんていうのもいいですよね。

 

スキルが未熟でも、舞台が小さくてもできることは山ほどある! そんな風に視点を変えてがんばれば、上司からの評価もアップするんじゃないでしょうか。

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