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その経験値、その舌の確かさに、料理人からも信頼の厚いフードライター・森脇慶子さん。森脇さんが2018年に執筆した記事のなかから、多くのPVを集めた記事5点を紹介。2018年の食シーンもいっしょに振り返れちゃいますよ!
1. フレンチの名シェフが、65歳にして「カツカレー専門店」に挑む
「旬香亭」の斉藤元志郎シェフといえば、フレンチの達人でありながら、いち早く和と洋を融合させた新感覚の洋食を打ち出した先駆者。数々のグルマン達の下をうならせてきたシェフが、なんと「カツカレー専門店」をオープン!
「大好物は、カレーにトンカツ、ラーメン」。日頃からそう語っていた斉藤シェフ。「もう、この年になったら、自分の好きなものしか作りたくない」という心境になったそう。
「カツカレー」(写真は「ギョクオチ(卵黄)」トッピング
「味はもちろんのこと、熟練のフレンチシェフが始めたカツカレー店という点に意外性があったことと、値段の手頃さが人気の理由かもしれませんね」(森脇さん)
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フレンチの名シェフが、65歳にして「カツカレー専門店」に挑む
撮影:大谷次郎
2. 今、巷でジワジワきている「毛沢東スペアリブ」って知ってる?
銀座にオープンした創新中華名菜「GINZA沁馥園(しんふうえん)」は、中国伝統の料理をかしこまらずにいただけるお店。
「ふかひれと金華ハム、干し貝柱の『譚家風(たんかふう)』スープ」、「春野菜の蟹肉あんかけチャーハン」など数々の魅惑的なメニューが揃いますが、お店の一押しは毛沢東スペアリブこと「スペアリブのスパイシー軟らか揚げ、毛沢東好み」。一度柔らかく煮込んだスペアリブを揚げ、フライドガーリックやクミン、五香粉、花椒など10種類あまりのスパイスと共に乾煎りした、毛沢東の故郷・湖南地方の料理。未体験のかたは必食!
一度は食べたい、毛沢東スペアリブ
「オーソドックスな古典料理とそれをベースにしたオリジナルなモダン料理、その二つが共存する面白さが、私にとってはこの店の魅力。基本の確かさを感じます」(森脇さん)
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今、巷でジワジワきている”毛沢東スペアリブ”って知ってる?「GINZA沁馥園」
撮影:松園多聞
3. ラム肉好きフードライター厳選!いま行くべき羊肉専門店(注目店編)
ここ数年注目を集めている食材「羊」。東京都内を中心に羊肉専門店が続々とオープンし、肉好きや、ヘルシーな食材を好む女性から熱視線を浴びています。
特に、麻布十番の「羊サンライズ」は、グルメ界隈で大きな話題に。「羊に恋した料理人」の異名を持つ、オーナー・関澤波留人さんの情熱にあふれたお店で、とびきりおいしい羊を味わうことができます。
「羊サンライズ」のジンギスカン
「個人的に今年はまった料理店の一つ。ご主人の羊愛の深さとそれを反映する羊の美味しさに感動。特に国産羊のうまさは最強。牧場別に食べ比べられること、そして、ラムとマトンの中間のホゲットも味わえるなど、新しい味の出会いを楽しめます」(森脇さん)
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ラム肉好きフードライター厳選!いま行くべき羊肉専門店(注目店編)
撮影:上田佳代子
4. 鮎に魅せられたフードライター・森脇慶子おすすめの鮎料理の店とは?
フードライター界屈指の鮎好きとしても知られる森脇さん。二十歳のとき、京都で食べた鮎に魅せられて以来、夏の訪れとともにひたすら鮎を追いかけてきたといいます。今まで食べた鮎の数は、6,000本はくだらないとか!
「たでの葉」の鮎が焼き上がる様子
そんな森脇さんがとっておきのお店3軒を教えてくれたのがこの記事。早くも、来年の鮎のシーズンが楽しみになります。
「私の夏の定番、鮎に思い入れのある店ばかりですが、残念ながら記事内で紹介した『鮎正』は、2018年12月28日で、55年に及ぶお店の歴史に終止符を打ちました。それぞれに個性ある鮎を食べさせてくれます」(森脇さん)
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鮎に魅せられたフードライター・森脇慶子おすすめの鮎料理の店とは?
撮影:大谷次郎
5. あのフードライターも悶絶。中華マニア必食の“南方中華料理”とは?
2018年5月、新宿・荒木町にオープンした「南方中華料理 南三」。雲南省、 湖南省、そして台南の3つの「南」の地方を融合させた料理が楽しめます。
取材時のおまかせコースは、「ウイグルソーセージ」、「羊の心臓の燻製干し」など、好奇心をそそられるメニューが目白押し。早くも予約の取れない大人気店となってしまいましたが、一度は足を運ぶ価値のあるお店です。
タイ風羊の炙り焼き香草風味
森脇さん「マニアックでいながら、わかりやすく食べやすい。しかも、コース5000円のお手頃価格とあっては、予約が取れなくなるのも当然。私は塩卵と唐墨のビーフンと、羊肉などにかけていたニラミントソースにやられました」(森脇さん)
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あのフードライターも悶絶。中華マニア必食の“南方中華料理”とは?
撮影:大谷次郎