〈New Open News〉
毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。
イル・テアトロ(東京・早稲田)

「食べログ イタリアン TOKYO 百名店」にも選出される「ホテル椿山荘東京」のメインダイニング「イル・テアトロ」が2026年3月、フォルコリン・アルベルト氏を新エグゼクティブシェフに迎えました。

イタリア・ヴェネト州出身のシェフは、ヴェネツィアの五つ星ホテル「ホテル ダニエリ」、オーストラリア・シドニーの「フラテリ パラディソ」などで研鑽を積み、イギリス王室で総料理長を務めたエンリコ・デルフリンガーシェフのもとで修業。「フォーシーズンズホテル椿山荘 東京(現・ホテル椿山荘東京)」へ入社後、一度日本を離れるも再来日し、2022年より「イル・テアトロ」のスーシェフを務め、今回同店のエグゼクティブシェフに就任しました。
4月13日から提供される新ディナーコース「新緑の森 Bosco di il Verde Fresco」20,000円の前半に登場するのは、名門ベルケル社のスライサーでカットした、ピンセットを用いるほど極薄のプロシュート。揚げたてのニョコフリットといただくことで、エアリーなプロシュートの口どけと、熟成されたうまみをより一層感じます。

そしてシェフの料理哲学を象徴するのが、ビネガーや柑橘を巧みに用いて食材のうまみを引き立てる“酸味の美学”。一輪のバラに見立てたパッパルデッレは、中にウサギ肉が入っており、シェリービネガーの甘みとマジョラムの爽やかさ、ナッツの香ばしさが感じられます。

シェフのシグネチャー料理「ビーツと手長海老のリゾット」は、深紅のビーツのゼリーで覆われたリゾットの上に、鮎の魚醤でマリネしたレアな手長海老がのる印象的なビジュアル。仕上げにフランボワーズの液体をスプレーすることで、ビーツの甘みに爽やかな酸味が加わり、ディルの香りとともに重層的な味のハーモニーを奏でます。

コースの余韻を締めくくるのは、ミントの香りがアクセントになったメロンとカモミールを使ったデザート。合わせるワインもシェフの出身地であるヴェネト州が誇るスパークリングワインのプロセッコをはじめ、ソムリエが選び抜いたイタリアワインが目白押しです。
春は満開の桜、秋は紅葉など四季折々に表情を変える日本庭園を眺めながら、旬の食材を五感で感じる新シェフの料理をアラカルトやコースで味わってみては。
※価格は税込、サービス料別


