〈New Open News〉

毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!

赤坂 島袋(東京・赤坂見附)

夢咲案内人
出典:夢咲案内人さん

2024年9月1日、赤坂見附駅から徒歩約2分のところに日本料理屋「赤坂 島袋」がオープンしました。1階に「まぜそば ごち麺」が入ったビルの3階です。

島袋洋平氏 写真:お店から

大将の島袋洋平氏は「銀座しのはら」と系列店「銀座きた川」で長年料理長を務めてきた人物。

自身の店では、旬の食材の持ち味を最大限に引き出す調理法、クラシックな日本料理に添える洗練された味わいなど、しのはらで培った技法を踏襲しながら、独自の要素を取り入れたコース料理を展開しています。メニューは33,000円のおまかせコース一択。内容は毎月変わります。

お椀 写真:お店から 

島袋氏の真骨頂ともいうべき「だし」と「手打そば」に注目。1人前ずつ削り立ての鰹節で丁寧にひいただしは、料理人が味わっているだしのおいしさの頂点といえる一杯です。

ぱるたまは食いしん坊
香りも楽しめるそば   出典:ぱるたまは食いしん坊さん

そばは、しのはらで〆に供されていた手打ちの「二八そば」をお凌ぎで、〆には福井県丸岡のそば粉を使用した「十割そば」を提供しています。十割でありながら滑らかさと喉越しのよさを両立させた自慢の逸品。香りの良さは言わずもがな。

すっぽん 写真:お店から

座席は清潔感のある白木のカウンター8席。黒を背景にした舞台のようなキッチンでは、料理人が次々と繰り出す職人技が見られます。しのはらの系譜をしっかりと継ぎつつ、丁寧にだしをひいた椀物や手打ちそばで自身の世界観を反映する「赤坂 島袋」。今後が楽しみでならない新店です。

食べログレビュアーのコメント

pateknautilus40
「カリフラワーのすり流し、赤ずいき、ウニ、フルーツトマトのジュレ、岩茸」と「丸茄子の含ませ煮、四葉キュウリの胡桃酢和え、新丸十のレモン漬け」   出典:pateknautilus40さん

『印象に残った美味しかったお料理をいくつかご紹介♪

・前菜
 9/9の重陽の節句をイメージした姿。可愛い~♡
 見た目が素敵なだけでなく、ちゃんと意味があって、
 重陽の節句の前日(9/8)に菊の花に綿を被せて
 花の香りや露を吸わせ、翌日の重陽の節句の朝に
 その綿で身体を拭い清めると、魔を祓い、
 菊の持つ不老長寿、若返りの効能が得られると
 言われてきた行事。
 
 華やかな料理で迎え入れてくれるだけでなく、
 お客である私たちの健康や長寿を願ってくれる。
 ありがたや。

・カラスミ蕎麦
 島袋さんと言えば、蕎麦。
 きた川時代は〆に出てきた蕎麦が序盤に!
 一見シンプルなカラスミ蕎麦に見えるが、
 下には熊本県八代の川海苔、牡丹海老が
 隠れているというサプライズ
 美味しかったなー』(♡akn♡さん)

yoshimurakei
十割蕎麦   出典:yoshimurakeiさん

『系譜を感じるお料理の中にもよりクラシカルに、より真摯に、島袋大将の個性が色濃く光ります。

コースのスタートはお客様の健康を祈願して重陽の節句の着せ綿を飾りつけた前菜からスタート。

2品目では7年寝かせの利尻昆布と削り立てのカツオでお出汁を取ったお椀が登場!
格別の味わいです。

3品目ではバランスを考え二八にした手打ちのお蕎麦にカラスミと車海老をあわせた一品が!
喉越し良く絶品!

その他、島袋大将のお父様が作られたというシークワサーを使い甘辛いタレで仕上げたスッポンの唐揚げ、締めでいただいた風味と食感の良い十割蕎麦、そしてデザート2品目で登場した郷土愛を感じるジーマーミ豆腐など印象的なお料理が盛り沢山!

加えて、開店2日目とは思えないオペレーションとホスピタリティも相まり、総じて大満足なディナーとなりました!』(yoshimurakeiさん)

※価格は税込、サービス料別

文:斎藤亜希