〈New Open News〉
毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。 早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!
とんかつ みな斗(大阪・日本橋)
2024年5月15日、「とんかつ みな斗」が大阪・島之内にオープンしました。ミシュラン二つ星を獲得している「旬彩天 つちや」がプロデュースしたとんかつ店として話題を呼んでいます。
場所はOsaka Metro 日本橋駅と長堀橋駅の間。心斎橋や難波といった繁華街から一歩離れ、落ち着いたエリアに店があります。ガラス窓に店名のロゴが入った戸をくぐると、オープンキッチンになったカウンター席があります。
ライブ感いっぱいのカウンター席は10席。国内外から訪れる人々に日本の文化を伝えたいというコンセプトがある「みな斗」。木目も清々しい木のカウンター、カウンターにセットされた折敷、店名が染め抜かれたのれんなど、店内の至るところで和の雰囲気を感じさせてくれます。
料理長は名店「旬彩天 つちや」で長く勤務していた実力者。その料理長の指揮の下、他ジャンルから集まったスタッフが店を盛り立てます。
メニューは「本日のとんかつ定食」ロースとヒレの2種類。定食と同じ値段でカツ丼にすることもできます。ロースとヒレの肉の銘柄は2、3種類用意され、銘柄は日によって替わり、さらに重さも選ぶことができます。
おすすめは熟成銘柄豚の「本日のとんかつ定食 ロース」。同店の熟成肉は、特定の卸業者が独自の手法で14日間以上、枝肉で熟成させたもの。脂身がまろやかで、深いうまみがあるのが特徴です。熟成させた豚肉は余分な水分が抜けていて、とんかつとの相性抜群。熟成させることでうまみが増した肉は、同じ銘柄でも味、食感共に優れています。
「みな斗」では脂身の少ないヒレ肉の熟成肉も用意。脂身と赤身のバランスが絶妙で、揚げたてをカットしてテーブルに供されれば、ローズ色の肉の表面にはじんわりと肉汁がにじみ出ます。銘柄豚ならではのあふれるようなジューシーなおいしさがたまりません。
肉そのものがおいしいので、塩やワサビなどの薬味だけで食べてしまいそうですが、ソースにも注目。木桶熟成したソースをベースにした中濃ソース、スパイシーな味わいの桶底ソース、トマトとリンゴがたっぷり入った完熟ソース、各ソースのいいとこ取りをした「みな斗」オリジナルソースであるとんかつソースと4種類を用意。それぞれを肉にかけて、味比べをしても楽しいですね。
高級店のように気取ることなく、もっと気軽に和食を若い人や海外の人にも楽しんでもらいたいという思いから誕生した「とんかつ みな斗」。上質な肉を丁寧に揚げた極上のとんかつは、大阪とんかつの名物になりそうです。
食べログレビュアーのコメント
『美麗豚のヒレをオーダー。
切り口から漂う肉と油の芳醇な香り例にならい1個目はそのまま一口で。うん。肉質も肉汁も文句なく旨い。揚げも衣剥がれなく一体化、素晴らしい。
また大阪とんかつ界に新たな刺客現る、
ごちそうさまでした』(Big O23さん)
『とんかつについては、日によって銘柄は変わるそうですが、初日はヒレ、ロース共に3銘柄ずつありましたが、生憎訪問時には注文しようとした熟成のヒレの銘柄が品切れとのこと。
熟成あわ雪ポークのロースにしたところ、店主さんが折角おいでくださったので、と、1人前はないけれど残ったつつじポークをロースと交換して提供してくださるなど、優しさを感じました。
とんかつ自体も火の入れ具合は完璧で彩りもよく、味も濃く正直そのままでも十分楽しめます』(遠里小野BOYさん)
※価格はすべて税込。