〈New Open News〉
毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!
あじふらい てしお(東京・門前仲町)
2024年3月、門前仲町駅から徒歩3分ほどの場所に誕生したフードホール「TSUMUJI Monnaka」の3階に、洗練された仕込みが生み出す絶品のあじフライが楽しめる「あじふらい てしお」がオープンしました。施設を手掛けるのは食の楽しさを創造・提案する「株式会社 クォーテーションフーズ」です。パートナー企業である株式会社ジャパンフーズシステムが運営する、飲食複合施設「TSUMUJI Monnaka」への出店です。
出店に際して運営サイドの「食を守り・正しく伝えていくこと」という施設コンセプトや「場所・ブランド作りに対する考え方」などに共感したそう。店主は、寿司職人としてキャリアをスタート。下町の小さな個人店から始め、日比谷、新宿、青山など、ホテルや百貨店の寿司店で約10年腕を磨きました。その後日本橋のあなご専門店「玉ゐ」にて13年勤め、人気あなご屋「銀座ひらい」にて店長などを歴任し今に至ります。元々、あじフライが好きだったのもきっかけでしたが、一般大衆向けのイメージが強いあじフライを、これまで食に携わってきた経験と技でより格の高い料理に昇華できるのではないか、そんな魅力のある商材ではないか、と考えたのがオープンの決め手になったそうです。
内装は、なるべくお客様と近い距離で、丁寧に商品を提供できるよう、揚げ台や調理する向きなどは施工時に調整をしたそう。また、元々寿司職人でもあるので、提供する揚げたてのフライなどをより間近に目の前で感じていただければとカウンターの造りにもこだわり、客の目線の高さになるよう調整しています。客席はカウンター6席とテーブル席6席で、他にも複合施設内にあるテラス席15席などが使用できます。
同店はあじの産地ではなく、形・重量を揃えることにこだわり、毎朝、市場から厳選された新鮮なあじを仕入れています。看板メニューの「てしお 4貫」2,200円は、そんなこだわりのあじを1匹使用した、定食タイプのおすすめメニューです。
注文時にあじフライの優しい味わいを堪能できる「細挽き」か、身と衣の食感をギュッと楽しめる「粗挽き」のどちらかをチョイス。薬味と味付けも、2つの塩とだしつゆ、かんきつの「白せっと」か、わさび醤油、生姜醤油、ポン酢の「黒せっと」から選びます。そんな選択肢があるのも同店ならでは。塩でしっかり仕込みをした肉厚のあじフライは衣の食感も良く身はふんわり、感動のおいしさです。
「匠のあじかつ」3,300円は、通常定食で使用しているあじの倍程度のサイズの、脂がのった大きなあじが入荷した日にしか店頭に並ばない限定定食メニュー。店頭で見かけたら是非注文してほしい逸品です。カットされた揚げたてサクサクのあじは、絶妙な火入れで身は半生に近く、ジューシーで繊細な味わい。
同店の魅力を存分に味わえる「昼のあじ会席」3,850円と「ディナー会席」5,500円もあり、こちらはお造りや焼き物なども楽しめます。
また、昼の単品では「刺身」や「たたき」「なめろう」を各990円で用意。夜はそれらに加え「南蛮漬け」や「握り」「春巻き」などを各1,100円で提供します。あじだけでこんなにバラエティに富んだ食べ方ができるのだと驚くほど、さまざまな形であじのおいしさを堪能できます。
また、フードホールの1階にあるカフェ「POND」では、同店で食事をした方にはドリンク割引が付くなどうれしいサービスも。「TSUMUJI Monnaka」では、あじフライは勿論、カフェ・タルト・ベーグル・ピザなど施設全体を楽しめるのもいいですね。
大衆的な “おかず” としてなじみ深いあじフライを、ワンランク上の “ごちそう” として楽しめる、元寿司職人の店主によるあじフライ専門店。訪れた人たちからは「感動した!」「究極!」と絶賛する声が聞かれています。これまでの概念を覆す、最高のあじフライを体験しに、足を運んでみてはいかがでしょう。
食べログレビュアーのコメント
『■あじふらい御膳『つむじ』 1,540円
あじ3貫、椀物、羽釜焚きご飯、ミニサラダ、香の物
注文時に、まずパン粉の選択であります。
ザクッとインパクトのある歯ごたえで、アジの美味しさを引き立てる「粗びき」と
シットリとした衣でアジを優しく包み込む、「細びき」の2種類のパン粉から、
「細びき」を選択させて頂きました。
次に、薬味と味付けの選択であります。
塩ベースの「白せっと」、しょうゆベースの
「黒せっと」の中からポン酢&紅葉おろし&ネギ、ショウガ醤油、ワサビ醤油の
「黒セット」を選択です
寿司皿にはガリがのっていますし、
米油とコーン油をブレンドした油で揚げた鯵フライを1貫、2貫と数える事や、
揚げ立てを1貫ずつ提供する辺りは、流石元寿司職人ならでは拘りでありまする〜♫
揚げ立て熱々のアジフライ、外はサクッ、中はふんわりジューシーで軽い食感♡♡♡
アジ特有の風味もおさえてありますので、京橋の大行列店の「松輪」で食べて以来、
久し振りの感動モノのアジフライです♡
先ずはそのまま頂いて、味変を楽しみつつ美味しく完食させて頂きました。
6. 総括
1貫ずつ客のペースも見ながら、最良のアジフライを提供してくれると言う
素晴らしいオペレーションをされるお店です。
アジフライがこのハイレベルですと、夜メニューのアジの炊き込みご飯も
期待出来ますので、予約を入れて再訪しようかと』(ゆっきょしさん)
『ついに登場アジフライ!
天ぷらのように1貫ごとに揚げられ、石の皿に置かれるから、常に揚げたてにありつける。
サクッとしたコロモの中は、肉厚でふっくらのアジ!ホクホクでふわふわで、噛む必要がないくらい口の中で溶けていくようだ。
これはうまーーい!
そのまま何もつけず食べても、塩でしっかり下地を整えているからとても美味しい。
削り柚子も付いていて、お好みでふりかけることもできる。
3貫を天つゆや塩を行ったり来たりしながら、美味しくいただきました。
「1切れ」ではなく「1貫」と呼ぶのは、切れという言葉を使いたくないのと、鮨職人の経験からの流れからなんだそうだ』(東京コロボックルさん)
※価格はすべて税込。