〈食通が占う、2025流行る店〉

パリオリンピックの開催もあった2024年。さまざまな国の食事情や食品ロスについて、目を向ける機会にもなったのではないでしょうか。新たな食体験に感謝しながらできることを続けていく、2025年もそんな優しい社会になりますように!

そんな願いも込め、グルメ情報を熟知した有識者にアンケートを実施。2025年注目の「ブレイクしそうな店」をうかがいました。

世界1位のフーディ・浜田岳文さんがおすすめするお店とは?

教えてくれる人

浜田岳文
1974年兵庫県生まれ。米国イェール大学在学中、学生寮のまずい食事から逃れるため、ニューヨークを中心に食べ歩きを開始。卒業後、本格的に美食を追求するためフランス・パリに留学。外資系投資銀行・投資ファンドに約10年間勤務後、独立。エンタテインメントや食の領域で数社のアドバイザーを務めつつ、フードテック関連スタートアップへの出資も行っている。今までに世界約128カ国・地域を踏破し、「OAD Top Restaurants」レビュアーランキングにて6年連続世界第1位にランクイン。地方のレストランに光を当てる「The Japan Times Destination Restaurants」の創設に携わり、選考委員を務めている。2024年6月26日に初の著者『美食の教養 世界一の美食家が知っていること』を出版。

2025年のブレイク予想

Q. 2025年に〈ブレイクしそうな飲食店〉はどこですか?

A. 「新栄記」「湘南飯店」など本場の高級中国料理店です

本国で人気を博する高級中国料理店の日本上陸が昨今トレンドとなっている。今までは日本人の味覚に合わせるか、もしくは日本在住中国人が日常的に通える価格帯でないと経済的に成立しなかったのが、富裕層が日本に長期滞在するようになり、高級店の需要が高まった。

ビザ発給要件の緩和もあってこの流れは今後も加速が見込まれ、日本で育まれた独自のジャンルとしての中華料理にも影響を与えるかもしれない。

新栄記

新栄記「小鳩のグリル」
新栄記「小鳩のグリル」   写真:お店から

湘南飯店

湘南飯店 料理一例
湘南飯店 料理一例   写真:お店から

※「食べログ」に掲載されている情報をもとに、料理名・金額等を掲載しています。最新の情報はお店にご確認ください。

文:浜田岳文、食べログマガジン編集部

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