必ず食べていただきたい、名物の「大トロ3貫食べ比べ」
店の名物、大トロ3貫食べ比べ。写真左から、青ヶ島・ひんぎゃの塩、静岡産わさび、そのまま醤油で。「1貫のインパクトだけでは面白くない。接待でも話題になるように考えました」と喜多さん。
![](https://magazine.tabelog.com/uploads/2024/01/22dfab2362518ad3d0275f566d17fb7c-1-1024x683.jpg)
塩はきりりとインパクトがある中で、トロの脂の甘さが際立ってくる。たっぷりのわさびは口に入れたときはつんとするが、噛むほどにトロと相まってどんどん甘くなっていく。「塩から1貫ずつ食べて、間でガリを食べてリセットしてくださいね」と喜多さん。徹底的に食べ比べを楽しめる。カウンター越しの会話も、隣同士の会話も弾む。(コースではプラス1,400円。お誕生日の場合はプラス料金なしで楽しめる)
![](https://magazine.tabelog.com/uploads/2021/12/kadokamitakeshi120x120_10868508_0109054020.jpeg)
門上さん
塩で食べる、わさびで食べる、醤油で食べる。大トロの3貫食べ比べは非常に面白い!
玉子。温かい、というよりも熱々、ふわふわで、今まで出会ったことのない温度感と食感に驚かされる。山芋を入れ1枚に30分ほどかけてやわらかい火で焼き上げ、食べる直前に蒸している。
![](https://magazine.tabelog.com/uploads/2024/01/5c2402041f741b9334af86b151986b56-1024x683.jpg)
徳島県産のアワビ。小ぶりの黒アワビを使用。アワビはじっくり炊いて、ツメとレモンをトッピング。
![](https://magazine.tabelog.com/uploads/2024/01/3d920932b39fb82df4f5978623ddf1b1-1024x683.jpg)
丁寧に酢と塩で〆たコハダ。見た目も美しい。今は新子がなくまだ大きめ、とのこと。「出世魚として、関西ではハマチ、関東ではこのコハダが好まれますね」
![](https://magazine.tabelog.com/uploads/2024/01/5410056b603f263f2d2cee7ce6532184-1024x683.jpg)
タラの白子が入った茶碗蒸しは、口中ですっとなくなるほどなめらか。ふきのとうの柚子みそがアクセント。喜多さん自慢の逸品。
![](https://magazine.tabelog.com/uploads/2024/01/d98967e5f8b5be690a5da9d66b727c0c-1024x683.jpg)
そのほか、コースには、桜エビを使ったエビ塩がのったヒラメ、みそを忍ばせたアシアカエビ、ほろほろに蒸された穴子、さっぱりさくさく食感の白菜など、驚きある握りが目白押しだ。
![](https://magazine.tabelog.com/uploads/2021/12/kadokamitakeshi120x120_10868508_0109054020.jpeg)
門上さん
赤酢を使った江戸前の寿司も。コハダ、マグロの活けなど素材のクオリティーが高い。季節の料理も充実しています。
テイクアウトも評判! 還暦過ぎても勉強中
2020年には、駅前商店街にテイクアウトの店もオープン。ゆで玉子の入った「やみつき玉子いなり」などひと工夫ある品々が好評だ。また、自動販売機には柚子みそを使った玉子サンドやプリンなどもスタンバイ。「気軽に磯若の味を楽しんでくださるとうれしいですね」
店を切り盛りし、テイクアウトの商品も作る喜多さん。休日もとれないほど忙しい毎日を過ごしている。「跡取りがいないので、先のことはどうなるかわかりませんが、まだ気に入って接待などで使ってくださるお客様もいらっしゃるので、目の行き届く範囲で、気取らず、続けていきたいです。まだまだ勉強です!」と笑った。
![](https://magazine.tabelog.com/uploads/2024/01/180e3bc8f0241e9442060c936f6dc9b2-1024x683.jpg)