〈New Open News〉
毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!
UNE IMMERSION(東京・幡ヶ谷)
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幡ヶ谷駅と初台駅の中間あたりの住宅街に、名店で研鑽を重ねた若きシェフがフレンチレストランをオープンしました。甲州街道から1本路地に入った場所にひっそりと佇む店は、まさに隠れ家と呼ぶに相応しい立地。カジュアルなビストロやワインバルはあれど、この界隈で本格的なフレンチをいただける店は希少な存在であり、さっそく近隣に住む美食家たちからの注目を集めています。
![辛口リースリング](https://magazine.tabelog.com/uploads/2024/02/640x640_rect_2b55619cd237a69ffac3b63bce5b32bb.jpg)
店名の「UNE IMMERSION(ユヌ イメルシオン)」とは、“没頭”の意味。「四季折々の食材を使用した料理を通じてお食事に“没頭”できる空間を提供したい」という思いから、オーナーシェフの早田六月さんが命名したそう。たった2つのテーブル席を配したこぢんまりとした空間は、ゲストがゆったりと過ごせるようにとあえて席数を限定。心のこもった料理とサービスを、シェフがワンオペで真摯にもてなしてくれます。
![みすきす](https://magazine.tabelog.com/uploads/2024/02/640x640_rect_06a952f162404b87c92f6e152ab43cca.jpg)
オーナーシェフの早田六月さんは、1985年生まれの福島県出身。父親が洋食屋を営んでおり、幼少期から料理人になることを志していたそう。
料理人としてのキャリアは、渋谷のセルリアンタワー東急ホテルにアルバイトとして入社しスタート。その後、ソムリエ田崎真也氏がオーナーを務める西新橋の「レストランS」、六本木の一つ星レストラン「ル スプートニク」で腕を磨き、銀座の「ラール・エ・ラ・マニエール」で5代目のシェフとして活躍します。名だたるフレンチの名店を経て、2023年12月22日に独立開業を果たしました。
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「『レストランS』では師匠となる外園孝明シェフの下、一通りの料理の基礎を学び、『ル スプートニク』では髙橋雄二郎シェフの柔軟な発想や、驚くような組み合わせの料理に深い感銘を受けました」と早田シェフ。
ディナーコースは12,000円。季節の食材を使用した8品前後の内容で、流れや一皿ごとのつながり、食感や温度の変化にも気を配った構成に。
「来ていただいたお客様に喜んでもらいたい、楽しんでもらいたいという思いだけでやっています」(早田さん)
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コースには「ル スプートニク」のスペシャリテをオマージュした、スミイカとカブを薔薇に見立てた美しい一皿も登場。序盤のシャルキュトリーにはじまり、鯉のスープ仕立てや真鴨のローストなど、修業時代に磨いた技術とセンスが反映された逸品尽くしに心が躍ります。
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早田さんがワンオペでサービスもこなしていますが、料理人ひと筋に歩んできたゆえ接客はまだ「ぎこちない」とのゲストの声も。ただ、「そのぎこちなさこそ愛らしい」「接客は不慣れだが誠実さを感じる」と、早田さんのキャラクターに魅了されるファンも続出しています。
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隠れ家で楽しむ、おいしく心温まるディナーを体験できる「UNE IMMERSION」。 駅からは少し離れていますが、わざわざ足を運ぶ価値あり、の注目の一軒です。
食べログレビュアーのコメント
![みすきす](https://magazine.tabelog.com/uploads/2024/02/640x640_rect_bc09e4e8d299fe501d90f212da275a94.jpg)
『早川六月シェフが腕をふるうルスプトーニクの
DNAが躍動するイノベーティブなレストラン
ユヌ イメルシオンがNewオープン
さっそく訪問してみました
白薔薇のお皿
そう、あのスペシャリテ
赤いビーツの薔薇のオマージュ
白薔薇の花ひらは、カブとすみイカで出来ています
ボトムにはイカゲソとエシャロットのムース
さらには、ローストアーモンド キャビア カブ葉のソース
と、様々な味わいが広がる一品
ワンオペなので、サービスもすべて早田シェフ
そのどこかぎこちなさも含めて
とても愛すべき、素晴らしい腕とキャラクターのシェフでした
コースの終了までに、きっと貴女も
シェフの大ファンになってしまうことでしょう』(みすきすさん)
![辛口リースリング](https://magazine.tabelog.com/uploads/2024/02/640x640_rect_45924cca5ed7fdea5b12c962eb12ef16.jpg)
『ランチも営業しているのですが、夜に12000円のコースを予約。
まずはアミューズが3品。フレッシュな甘えび、フォアグラのテリーヌ、鯉など。
安定感もあり、意外感もありの、構成。かなり凝っています。
そして、ル スプートニク スーシェフらしい、白いバラの前菜。
イカと蕪を使ってあり、食感を楽しめるし、とても美しい!
イノシシと牡蠣のパイ包み焼も変化球。ソースもマッチしていて、好み。
ここからメインの魚料理。ハタの火入れがよく、ソースもいい。
シェフのおだわりを感じます。
そしてお肉は鴨。いろいろな部位を楽しめました。
まだ、接客に不慣れさと誠実さを感じ、料理には、こだわりと実力を感じました。
デザートは、グラニテにチョコのケーキ、小菓子まで。
かなり手が込んでいました。友人と2人で新春初笑い。
楽しく美味しい時間を過ごせました。隠れ家店としておすすめしたいお店』(辛口リースリングさん)