教えてくれる人

はなとも
日本スイーツ協会認定のスイーツコンシェルジュ。スイーツ専門のライターとしてさまざまなweb媒体で記事を連載中。著書「スイーツ男子はなともの I love パンケーキ」(KADOKAWA)、はなとも監修パンケーキミックス粉、その他、監修商品やコラボメニューなど多数。前職はお花屋さんという異例の経歴を持つ。

荒川区の熊野前駅近くにある人気洋菓子店「Patisserie woo-roo-goo(パティスリー ウールーグー)」。パティシエが心を込めて作る華やかなケーキは、食べた人を笑顔にする幸せなおいしさです。中でもチョコレートたっぷりのショートケーキは、濃厚なのに軽やかな食感で、一口食べると感動! 足を延ばしてでも食べる価値のある絶品ショートケーキです。

生まれ育った熊野前に念願のケーキ屋をオープン

「Patisserie woo-roo-goo」は、日暮里・舎人ライナーの熊野前駅から徒歩1分。駅から続く、都電荒川線の線路沿いにあります。
店名の「woo-roo-goo(ウールーグー)」とは、フランス語で「heureux(ウールー)」“幸福な”、「gout(グー)」“味”という意味。
「私たちが心を込めて作ったケーキを食べて幸せな気持ちになれますように。そして皆様の素敵なひとときのお手伝いできたらいいな」という思いが込められているそう。

オーナーパティシエ・桜庭清剛氏

桜庭氏は東京製菓学校を卒業後、駒込の「アルプス洋菓子店」(現在は閉店)に勤務。その後、パティシエの腕をさらに磨くため、聖蹟桜ヶ丘の「ル・ププラン」や九品仏の「パーラー ローレル」、武蔵小山の「パティスリィ ドゥ・ボン・クーフゥ 武蔵小山本店」などで研鑽を積みます。修業時代の2009年には、日本最大の洋菓子コンテスト「ジャパン・ケーキショー・東京」で、プチガトー部門・連合会会長賞を受賞。そして2010年に生まれ育ったこの場所で同店をオープンしました。

店内はダークブラウンと明るいイエローが際立つ、オシャレながらも落ち着いた雰囲気。こぢんまりとした居心地の良い空間は、まるで秘密の隠れ家のようです。

ショーケースには、定番のチーズケーキをはじめ、旬のフルーツを使ったカラフルで美しいスイーツがズラリと並んでいます。日にもよりますが、約19種類のケーキを用意しているそうです。

桜庭氏の作るケーキは一つひとつ丁寧で美しく、心ひかれるものばかり。素材の組み合わせを大切に、そして流れ作業にならないよう、心を込めて商品を作り上げているそうです。

今回はそんな同店こだわりスイーツの中から、僕が特におすすめしたいとっておきの2品をご紹介します。