見た目の可愛さにも心をつかまれる! 一口サイズのとり松グリドル

とり松グリドル。米粉のパンケーキでチキンカツをサンド。低温で火入れした鶏胸肉はしっとりジューシー

鶏焼肉のほかに「とり松」のコースのお楽しみは、地鶏を使った一品料理。一口サイズのとり松グリドルは、米粉のミニパンケーキにチキンカツをはさんだ見た目も可愛らしい一品。ガーリックハーブチーズやセミドライトマト、ソテーオニオンの甘じょっぱいハーモニーに「おかわりしたくなる」という声も。

「南青山 七鳥目」直伝の親子丼を新しい楽しみ方で!

コースの“大トリ”を飾る親子丼は「南青山 七鳥目」直伝という贅沢さ。鶏肉と玉ねぎを煮出して醤油を加え、そこに出汁を合わせた“飲める親子丼”は、満腹でもするすると胃袋におさまると評判だ。

直伝のお食事(親子丼)。具材に鶏肉を使わず、そのうまみを卵に凝縮した親子丼。締めはほかにそぼろ丼も用意

このまま食べても大満足だが、この親子丼のおいしさをさらにアップグレードするのが、コースの最後の鶏焼肉として登場するころころ焼きをのせて食べるという裏技。炭火の香りと卵のとろとろとした食感に悶絶。ぜひお試しあれ!

ころころ焼きは単品で食べても、親子丼にのせても。自由度の高さも気取らない鶏焼肉の醍醐味

鶏焼肉の締めは専門店顔負けのかき氷で美味しくフィニッシュ!

コースにはデザートが含まれるが、それとは別にぜひ注文したいのが、まるで専門店のようなこだわりがつまったかき氷。ぜいたくな宇治抹茶と自家製あんこを使ったものや赤ワインで煮込んだりんごのコンポートに頬の奥がきゅんとなる季節限定かき氷も。果物の旬によっても内容が変わるので、全種をコンプリートしたいという欲に駆られる。

いまの時期は檸檬、抹茶、りんごなどが登場。ふわりとけずられた氷に合わせるソースも自家製

焼肉好きも鶏肉好きも。ヘルシー派もみんなが大満足できるとあって、まさにいいとこドリの鶏焼肉コース。予約が取れなくなる前に、トリ急ぎ足を運ぶことをおすすめしたい。

店内で目を引く美しい盆栽。「うし松」と同じく、気鋭のBONSAI PRODUCERの小島鉄平氏が手がける

※価格は税込

文:小寺慶子 撮影:橋本真美@Troca Inc.