ランチのおすすめは焼味セット!

ランチは焼味セットや日替わり土鍋ご飯、牛バラホルモン麺など魅力的なメニューが並ぶ。昼飲みも可能で、ワインや日本酒もスタンバイ。焼味セットは、窯焼きローストダック、皮付き豚バラ肉のカリカリ、炭火焼き豚チャーシュー、白切鶏と生姜ソースの4種類から、2種類であれば1,700円、3種類は1,900円。ライスとスープもついている。

今回は3種セットを選択。一皿に焼味3種類と、ジャスミンライス、サラダが盛り付けられている。皮付き豚バラ肉はカリカリと料理名にあるように驚くほどカリカリした食感が楽しい。粒マスタードがよいアクセントだ。チャーシューは甘辛く、香ばしさが魅力だ。白切鶏はゆでた鶏肉で、添えられたネギとショウガをたっぷり使った塩味のソースが肉のみずみずしさを引き立てている。それぞれタイプの異なった味わいで、飽きることなく最後までいただけるのだ。ジャスミンライスには中国醤油や味噌をベースにしたダックのソースがかかっていて、焼味と相性が良い。

チャーシューは甘辛いタレに漬け込んだ豚肉を炭火で丁寧に炙る

看板の窯焼きローストダックは夜のメニューから。マリネ液に漬け込んだダックは水あめでコーティングした後、乾燥させる。その後、300℃くらいまで上がる専用のガス窯で、吊るして焼き上げる。現地のやり方をそのまま踏襲しているそう。

専用の冷蔵庫で乾燥させているダック
厨房にあるローストダック専用窯

ローストダックをいただいてみると、外はパリッと香ばしく、中はしっとりやわらかい。レア過ぎない絶妙の焼き加減に驚かされる。タレも甘すぎず濃すぎず、ちょうどよい加減で、思わず酒が進みそう。酒類は豊富で、国産自然派ワインや日本酒も揃う。「赤ワインはもちろん、意外にも高知の純米吟醸『美丈夫』はさっぱりしていて、ローストダックに合いますよ」と米田さん。夜は焼味の他に、一工夫凝らしたアラカルトが味わえる。

ローストダック1/4羽2,600円
国産の自然派ワインが揃う

関西でも珍しい“焼味”セットのランチ。ボリュームも満点で、午後の英気を養いに通いたくなること必至だ。


※価格はすべて税込、サービス料別

撮影:福森公博
取材、文:木佐貫久代