プーさんが悶絶した、特におすすめの2品とは?

長崎から仕入れた伝助穴子はじっくり蒸されており、口中でほろほろほどける柔らかさ。穴子の骨から出汁をとり、半日かけて煮詰めているたれは濃密な味わい。

 

プーさん

煮穴子は歯がなくても切れるぐらいとろとろに煮込まれていて、口の中で溶けてなくなっていってしまいます。

蒸しあわびの肝ソース。4、5時間蒸したやわらかいあわびを、肝をひいて昆布と酒のみで作ったソースと一緒に味わう。「ソースは残しておいてくださいね」と声をかけられたのち、スプーンに盛られた一口の酢飯が供される。肝ソースと酢飯を混ぜ合わせていただくと、酢飯の酸味のせいかチーズのような風味が感じられる。

 

プーさん

あわびを食べた後に酢飯を入れて食べると、不思議と洋風なリゾットのようになります!

初めてのカウンター寿司の入り口になれば

「寿司屋のカウンターだからと緊張される方もいらっしゃいますが、食事は“楽しむ”ものですから」と中川さん。大阪人らしくお客様に気さくに声をかけ、緊張を和らげることもしばしば。遠くなく近くない、心地よい大将の接客も人気の理由だ。「接待や記念日にお使いいただくことも多いですが、初めてカウンターでお寿司を食べる入り口になればうれしいです」

 

プーさん

大阪では珍しい「やま幸」のマグロが入ったコースが11,000円で食べられるハイコスパが魅力的です。大将の人柄が良くて話がしやすいので通ってしまいます。

※価格は税込。

撮影:福森公博
取材、文:木佐貫久代