じっくり腰を据えて味わいたいなら、シェフ自慢の本格ビストロ料理を注文！
小皿料理で楽しく飲んで、バルや居酒屋的に使えるのもありがたい点だが、メインはやはり篠原シェフのビストロ料理。有名フレンチでの経験もある料理人だからこその、味の創意に魅せられる。たとえば「イワシのマリネ」は、春から初秋まで出回る真イワシを、塩と砂糖で最良の加減にマリネ。新鮮なイワシのふっくらとした身やほどよい脂が、じんわりと染み出す。添えられたジャガイモのサラダは、フランス料理では定番の味で、鰊のマリネなどの付け合わせに、よく出されるものだそう。シャクッとして優しい味。どちらもワインが進む。
今日はガツンとビストロ料理を堪能したい！そんな日におすすめしたいのが、この「牛サガリのカツレツ」。クミンなどスパイスを混ぜ込んだカレー風味の粉、卵、パン粉の順につけてカラッと揚げた一品。やわらかくジューシーなサガリのうまみがガーンと押し寄せ、揚げ物なのに、箸が止まらなくなる。
油っぽさを一切感じないのは、薄く付けた衣と、カツレツの下に添えられたトマトソースの酸味があるから。この店では、ほかにも「チーズカツ」や「アジフライ」「春巻き」なども季節によってメニューに並ぶが、どれもサクッ、カラッとして食べ飽きない。なんなら、何種類も食べたくなるのだ。
昼も夜も充実したビストロ料理を味わえる「トレイントレイン」、京都リストの一軒に！
ランチタイムには、メイン料理にスープやパン、サラダが付くセット料理もある。「夕方以降は、ワインだけでもいいし、深夜までしっかり食事もできる。気軽にご利用ください」と濱さん。こんな店を知っていれば、いろんなシーンで京都でのフレンチ飲みを楽しめるだろう。
