〈これが推し麺!〉

ラーメン、そば、うどん、焼きそば、パスタ、ビーフン、冷麺など、日本人は麺類が大好き! そんな麺類の中から、食通が「これぞ!」というお気に入りの“推し麺”をご紹介。そのこだわりの材料や作り方、深い味わいの秘密に迫る。

今回訪れたのは、連載「今週のカレーとスパイス」でおなじみ、カレーおじさんが推薦する「タイ屋台居酒屋 ダオタイ 阿佐ヶ谷本店」。タイ北部の郷土料理「カオソイ」をご紹介。

教えてくれる人

カレーおじさん\(^o^)/

2006年から毎日カレーを食べ続けているカレーアディクト。世界各地約7,000店舗でさまざまなカレーを食べ歩く。年間平均カレー食数は1,000以上、生涯通算カレー食数は優に20,000を超える。フジテレビ系「スパイストラベラー」、TBS「マツコの知らない世界」などメディア出演の他、小学館「Oggi」などでカレー記事を連載。レトルトカレーの監修も手掛けるなど、さまざまな形でカレー情報を発信している。

阿佐ケ谷駅前に突如現れる“リトルタイ”

南口至近の繁華街「かわばた通り」に2009年にオープン

阿佐ケ谷駅南口から徒歩2分、個性的な飲み屋が軒を連ねる繁華街の一角で、ひときわ目を引く店構え、そこが「タイ屋台居酒屋 ダオタイ 阿佐ヶ谷本店」だ。東京ドームシティ、晴海トリトン、中野駅前で営業する姉妹店の本店であり、本場のタイ料理がリーズナブルに楽しめる店として知られている。ちなみにタイ語で「ダオ」は「星」、店名は「タイの星」を意味する。

 

カレーおじさん\(^o^)/

渋谷店が全国1位となる前から各店舗には食べに行っていたのですが、他とは一味違う個性があり、自分好みの料理がそろう店だと感じました。

ボックス席のシートに敷かれているのは光沢のあるタイシルクの座布団

引き戸を開けて中に入ると、タイ語で書かれたポスターや雑貨、国王の肖像画や仏教画などが飾られ、タイの雰囲気そのもの。まるで現地にトリップしたかのようでワクワクしてしまう。

客席は、仕切りで囲まれた落ち着くボックス席、本場の屋台を思わせるプラスチック製の丸椅子に座る席、奥にはプライベート感たっぷりの小上がり席もある。卓上に置かれた箸入れやカトラリーケースもレトロでかわいい。

店内にはエキゾチックな雰囲気を漂わせるタイ式の神棚も

黄金に輝くタイ式の神棚の下には、ナンプラーやシーズニングソースなどの各種調味料、米粉麺、グアバやマンゴーなどタイの缶ジュースがずらりと並び、気になるものがあれば購入することもできる。