和の職人の本格おにぎりと、夜は居酒屋使いができるおにぎり店

ブームのおにぎりも新店が続々です。

和食職人らしいおにぎり

すけようさん
「おにぎり西麻布米組」左:鮭ハラス焼、右:焼鯵なめろう   出典:すけようさんさん

まずは「おにぎり西麻布米組」。一度7月末にオープンしたものの、臨時休業があったため、事実上のスタートは8月22日。店名でピンと来るかもしれませんが、X(旧Twitter)の宣伝で人気に火が付いた最初の店ともいえる「西麻布豚組」と同系列です。立ち飲み「壌 西麻布店」を昼に間借りしての営業。メニューは「松茸」「焼鯵なめろう」「刻みうなぎ」「胡麻さば」「栗ごはん」など、ベテラン和食職人らしい品々が並びます。青菜を混ぜ込んだ「鮭ハラス焼」もおいしかった。ほどよい大きさで高い満足度です。

昼はおにぎり、夜は居酒屋

「結亭」  写真:大木淳夫

渋谷警察署のそばには8月31日「結亭(むすびてい)」がオープンです。音響機器などのリース会社・クラフティの新業態。13種のおにぎりは具がたっぷりで、お惣菜のスパイスの利いた唐揚げもみんなが大好きな味。通勤・通学路沿いでもあるので朝7時から営業していますが、18時からは居酒屋としても使えます。私はテイクアウトしかしていませんが、居酒屋メニューを見るとおにぎりはもちろん、エイヒレやイカの一夜干しなどがあり、酒も日本酒からワイン、ウイスキー、カクテルまで。今度、ファミマのバーとはしごしてみようかと思います。

それぞれ個性の違うハンバーガー2店がオープン

ハンバーガーは2店登場です。

ボリューム満点!390円バーガー

「JB’s TOKYO」 写真:お店から

渋谷のMIYASHITA PARK内には8月17日「JB’s TOKYO(ジェービーズトーキョー)」がオープンです。“100%手づくり”を標榜していて、四角い食パンのバンズ、マヨネーズ、ケチャップ、ピクルスとすべて自家製で無化調。なんだか高そうですが、スタンダードなハンバーガーがなんと390円。しかも美味。メニューによるとパティは113gで大手チェーンの約2枚分とのことですが、これが普通に都心のメジャーな施設の中で並ばずに食べられるわけですから、東京は恐ろしい。

アメリカ・ハンバーガーチェーンの王道ハンバーガー

リル ウッディ、ポテト+ドリンクセット 写真:大木淳夫

8月24日、渋谷の新しい大型商業施設「道玄坂通 dogenzaka-dori」の1階にオープンしたシアトルで人気のハンバーガーショップ「リル ウッディーズ(Lil Woody's)」は、日本初出店で、各媒体で大きく取り上げられていましたね。アメリカと同様のバンズを使い、パティはグラスフェッドビーフ。シグネチャーメニューのリル ウッディとポテト、ドリンクで1,600円のセットをいただきましたが、垂れないソースと強めのケチャップの感じは、アメリカのハンバーガーチェーンの王道の味。イチジクのジャムとブルーチーズのハンバーガーや、フライドポテトを甘いシェイクにつけて食べる「シェイクフライ」など、個性的なメニューも充実しているので、知れば知るほど楽しくなりそうなお店です。

電通地下には新形態の横丁が誕生

「汐留横丁・Gastro Lil」 写真:大木淳夫

新たな横丁も誕生しました。8月27日、汐留の電通本社が入る「カレッタ汐留」地下2階にオープンしたフードホール「汐留横丁」です。全国にシェア型レストランを展開する株式会社favyが運営。10月にかけて全9店が段階的にオープン予定となっていて、特徴はどの店に入っても、スマホで全ての店舗の料理をオーダーできること。イタリアンの「Gastro Lil」に入って厨房がやけに広いなと思ったら、シェアキッチンなんですね。訪れた時点では他にワイン角打ち「レアーレカンティーナ」、ネオ居酒屋「サケリスト」だけの営業でしたので、そのポテンシャルを実感できませんでしたが、全店舗がオープンすると、さまざまなシーンで活用できるのではないかと思います。ちなみに10月2日にはマグロ専門店「鮪のシマハラ」がオープン予定です。

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「サケリスト」   出典:むくむくまむまむさん

※価格は税込。

※「食べログ」に掲載されている情報をもとに、料理名を掲載しています。最新の情報はお店にご確認ください。

文:大木淳夫、食べログマガジン編集部