〈New Open News〉

毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載！

JB’s TOKYO ミヤシタパーク店（東京・渋谷）

2023年8月17日、渋谷駅から徒歩約3分の「RAYARD MIYASHITA PARK」South 2Fにオープンした「JB’s TOKYO ミヤシタパーク店」は、100％自家製のクラフトバーガーが自慢のお店です。代々木本店、府中店に続き、3店目の出店となります。

オーナーであり創業者のブルース佐藤氏は、大手自動車メーカーに勤務していた頃、5年間駐在していたアメリカ・ロサンゼルスで本場のハンバーガーのおいしさに触れました。現地のハンバーガーは、日本人にとってのおにぎりのようなもの。温もりあるソウルフードであることを体感したそうです。

国民的なメニューだからこそ、こだわりや思いのこもったものを作りたい——。佐藤氏は、アメリカでハンバーガーの始まりとなった伝統料理“パティメルト”をヒントに、ビーフパティを食パンに挟んだスタイルでの提供を始めます。素朴なソウルフードである「元祖ハンバーガー」に思いを馳せながら、ほぼすべての材料をお店で手作りすることにこだわりました。

北海道産の小麦とバターを使用した自家製バンズ（食パン）は、マーガリンやショートニングは不使用。毎日店内のオーブンで焼き上げています。100％牛肉の粗挽きスマッシュパティも毎日お店で手ごね成形し、オーダー後に焼き上げています。
自家製豆乳マヨネーズや自家製ピクルス、自家製ケチャップなど、ソースや具材もすべて化学調味料・保存料無添加にこだわっています。

さらには“国民に愛されているメニューだからこそ、おにぎりのような価格でなければ”と価格設定にも強いこだわりが。その価格はなんとハンバーガー390円、チーズバーガー440円。レタスとトマト、パティとチーズを2枚ずつ挟んだJB’s スペシャルが950円と、ほぼ自家製を実現しながら、感涙もののコストパフォーマンスを発揮。バンズを手作りすることで原価率を下げたり、食品ロスを出さない仕組み（食パンの端をラスクにして販売するなど）を考えたりと、地道な企業努力によりこの価格設定が叶ったそうです。

ハンバーガー以外に、こちらのミヤシタパーク店限定「クリスピー★チーズバーガー」（写真上・590円）も見逃せないメニュー。パティを挟んだバンズを食パンごと鉄板上でスマッシュ（潰し焼き）し、カリカリのクリスピー食感に仕上げています。元々は、新大久保や原宿で売られている「10円パン」の楽しさにハマった佐藤氏が“10円パンの最上位互換”を目指して開発を進めたレシピですが、結果としてまったく新しい食感のハンバーガーが完成しました。溶けて伸びるチーズと自家製テリヤキソースがヤミツキになる味わいです。

ハンバーガーと一緒に頼めるセットメニューも充実。ポテト＋ドリンクセット（390円）やサラダ＋ドリンクセット（440円）など、単品で頼むよりもお得感がありますよ。

座席数は40席。“スケートパークの屋台“をテーマにした店内は、気鋭のアーティスト・舞木和哉氏によるグラフィティアートが施され、「ミヤシタパーク」がかつて「宮下公園」であった頃のストリート感を彷彿とさせる楽しい空間に仕上がっています。

場所柄、ショッピングの合間の休憩や腹ごしらえにも便利ですが、ハンバーガー食べたさにミヤシタパークまで足を運びたくなるようなメニューともいえるかも。気軽に行ける価格設定のこだわりのハンバーガー、ぜひ先取りして味わってみたいですね。

食べログレビュアーのコメント

『ここの代々木本店は食べログ3.63の名店。自分の推し店です。インスタ告知を見て楽しみにしていたのと同時に、不安があったのも事実。というのも、こちらの本店は小さなお店で若いスタッフさんたちが汗かきながら手料理しているのが魅力。ミヤシタパークのような大きな商業施設でそれを再現できるの？と…再現できてました笑、しかも完全に。変わらずちゃんとパン焼いてる！スゴイ！訪問した夕方はお客さんのほとんどが外国人だったのも驚き。本店も外国人の人が並んでるのを良く見かけたけど、ほぼ海外の雰囲気。みなさん、美味しそうだし、楽しそう。ここも間違いなく名店入りを果たすはず。JB’sのような良店が拡大していくのは素直に嬉しい。JB’sの皆さん、頑張って！』（日々是悶々さん）