教えてくれる人

はなとも
日本スイーツ協会認定のスイーツコンシェルジュ。スイーツ専門のライターとしてさまざまなweb媒体で記事を連載中。著書「スイーツ男子はなともの I love パンケーキ」(KADOKAWA)、はなとも監修パンケーキミックス粉、その他、監修商品やコラボメニューなど多数。前職はお花屋さんという異例の経歴を持つ。

プリン好きで、知らない人はいないであろう中目黒の人気店「うれしいプリン屋さん マハカラ」。素材と製法にこだわったプリンは、食べた人の心を幸せにする魔法のようなおいしさです。中でも卵白たっぷりの「白(ミルクコーヒー味)」は、あっさりながらもコク深い味わいで大人気。食べるとうれしい顔になる、そんな絶品プリンをご紹介します。

いか玉焼きと串カツの店から生まれたプリン

「うれしいプリン屋さん マハカラ」は、中目黒駅から徒歩約5分。目黒川沿いから少し入ったビルの1階にあります。

同店のプリンは、隣にある姉妹店「いか玉焼きと串カツ マハカラ」のランチで提供していたデザートから生まれたもの。当時は日本酒用のお猪口に入れた一口プリンとして出していたそうですが、客から「自宅でも食べたい」という要望が多くあり「いか玉焼きと串カツ マハカラ」の隣にプリン専門店をオープンすることにしたそう。

そんな「うれしいプリン屋さん マハカラ」は、手作り感のあるかわいらしい内装がとっても魅力的。ガラスには手書き風のプリンの絵が描かれ、ほっこりした気分に。また、購入後すぐに食べられるように、店内には3名ほどが座れる木製のベンチが用意されています。

同店のプリンのおいしさは、何といっても卵です。オーナーが惚れ込んだという兵庫県産の「日本一こだわり卵」を使い、一つひとつ丁寧に作られています。ちなみに「日本一こだわり卵」とは、水、鮮度、鶏種、飼育環境などあらゆる点にこだわって生産された卵で、多くのシェフから「卵の芸術品」という評価を受けているほど。卵の黄身が鮮やかなオレンジ色で、濃厚な味わいが特徴です。

プリンの作り方は大きく分けて、焼く、蒸す、ゼラチンで固めるの3つかと思いますが、同店ではプリンの種類によって作り方を変えているそう。卵の味わいを活かした製法で作られているため、すべてのプリンが一級品のおいしさ。多い日で1日に約1,000個のプリンを作るそうです。

そんなこだわりの素材と製法で作るプリンは、定番と季節限定を合わせて全4種類あり、それぞれ異なるパッケージで用意されています。季節ごとに新しい商品が出るので、次に行くときはどんなプリンがあるのか、僕自身毎回楽しみにしています。
今回はその中から、僕が特におすすめしたいとっておきの2つをご紹介します。