〈New Open News〉
毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載！
MOMO Stand Tokyo（東京・広尾）
2023年8月、広尾駅から徒歩3分ほどの場所に、こだわりのネパール餃子「MOMO（モモ）」と、厳選したワインを心地よい空間で楽しめる「MOMO Stand Tokyo」がオープンしました。オーナーの齋藤幸太氏は「食べログ フレンチ TOKYO 百名店」に選出され「The Tabelog Award 2023 Bronze」を受賞している西麻布のフレンチレストラン「AZUR et MASA UEKI」で、支配人兼ソムリエとしてサービスを担当してきた経歴の持ち主です。ネパール人シェフとの出会いにより、ネパールの魅力をさらに感じ、素材を活かす料理は日本で受け入れられる、と感じたそうです。そしてその料理と共に、ネパールの文化や食、人の良さを日本で広めたいと、今回の開業に至りました。
店舗は東急歌舞伎町タワーのウェルネスクラブ「EXSTION（エクジション）」を手がけた、AbsoluteNumber Co.,Ltd.の木原将貴氏が監修しています。ネパールの風景を感じるような素朴な素材を使い、ネパールのアイデンティティを感じられるディスプレイやアートがアクセント。7坪というコンパクトな店内ですが、東京という都市の中で、ネパールの文化や雰囲気を感じられるお店になっています。着席で8席、スタンディングで14名まで利用可能です。
音楽にもこだわっていて、BGMには世界の音楽シーンで活躍するDJ LAVA氏による「MOMO StandオリジナルMIX」を、時間帯に合わせて流しています。
看板メニューは、ひき肉に野菜、スパイスを練り込み生地で包んだジューシーでスパイシーなネパール餃子「MOMO」。中でもおすすめは、本場のスープベースのソースをたっぷりつけて味わう「ポークMOMO」3pcs/935円。食べ応えのあるMOMOは、毎日生地をこだわりの配合で手作りしていて、もっちり食感がたまりません。オーダーを受けてから蒸し、丁寧に仕上げているので、出来立てのおいしさを味わえます。
ほかにも「チキン」「ラム」「ベジ」、時期によって具材が変わる「スペシャル」があり、全5種類を用意しています。4種類を味わえる「ミックスMOMO」1,320円もあるので、一人でいろいろ味わいたい時にぴったりです。9月からはダルバート（ネパールの定食）をランチタイムに数量限定ではじめるそうで、そちらも楽しみですね。
ソムリエ厳選のワインは、泡、白、赤、オレンジ、ロゼなど10種類近く用意されていて、こだわりがうかがえるラインアップ。ワインはグラス968円～です。
洗練された空間でMOMOとおいしいワインを楽しめる、秘密基地のような魅力的な新店。12～24時の通し営業なので、昼飲みや、ディナー前のゼロ次会、2軒目利用にも重宝しそうですね。
食べログレビュアーのコメント
『フードメニューは今のところ、モモとアチャール（漬け物）だけですが、決して侮ってはなりません。
オーダーが入ってから皮で包む、出来立てほやほやの自家製モモは、時間こそ多少かかれども、納得のいく美味しさです。
個性的な5種類のモモはいずれも主張があり、注文で迷うのは必然。
基本のチキン・モモは、定番のモモソースやチリソースをたっぷりつけて食べるべし。
ラム・モモはミントたっぷり東陽町の「カマルプール」を彷彿する味わい、緑も鮮やかなグリーンのベジ・モモは豆苗などの野菜たっぷり精進饅頭、ポーク・モモはティムール山椒香る白胡麻スープ仕立て、そしてスペシャル・モモはシュリンプ・ラビオリを意識したバジルソース香るイタリアンテイスト（月替わりだそうです）。
どれも魅惑的で、食いしん坊な貴方ならすべてを試したくなるのは致し方のないこと。
是非是非、モモの深淵性と世界観をこころゆくまでご堪能くださいませ。
ご察しの通り、わたしは全部食べました。笑
ワインやドリンクのメニューは、ソムリエ資格を持つ幸太さんのセレクション。
いま流行（はやり）のナチュールワインですが、モモとの相性が良いことを実感しながら食べたわたしです。
しかし、幸太さんにラインナップを訊きましたところお酒は世界中の国から満遍なく、しかもいろんなジャンルを取り揃えておりました。
グラスですが、価格の目安としてシャンパーニュは1500円～、スパークリングワイン1200円～。
バードックやネパールのビール、もちろんお約束のネパールウィスキーもあります。
それにしても、幸太さんの接客が居心地良過ぎて本当に素敵なんですが、実際カウンターに座りますと、日比谷Barから始まりフレンチの名店「アズール・エ・マサウエキ」などで培ったキャリアが遺憾無く発揮されていることにすぐ気付くはずです。
やさしい声色と丁寧な言葉遣い、スマートなあしらいと楽しそうな表情に、荒んだ心が一瞬にして晴れやかになります。
DJ LAVA のクール過ぎるBGMと幸太さんの屈託のないスマイル、そして抜群に美味いモモとワインで、ついつい時間を忘れてしまいました』（7 Seasさん）
『ネパールのお酒もあり、おつまみはMOMOというネパールの餃子。
そしてネパールのピクルス。
広尾という焼酎を使ったレモンサワーをおすすめされ、乾杯。
広尾で広尾限定焼酎を飲む。なんだか楽しい。
ネパール版トルティーヤのお通し。
ネパールのピクルスは酸味強すぎず、クミンなどのスパイスがきいていておいしかった。
そしてチキンのモモをいただきました。
ソースがナッツなども入っているのか、香ばしくて美味しかった。皮がもちもち、チキンの感じも美味しくてまた食べたい。
これまたおすすめの紅茶とラムのカクテルを飲んで、お店の方とお話。
これからランチもやるかもとのことでした。
最後のラムが効いてとても眠くなっていい気分で帰りました』（岡肉 青さん）
※価格はすべて税込。
