〈New Open News〉
毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!
いっせん(東京・浅草)
2023年8月、浅草駅から徒歩10分ほどの場所に、神楽坂の人気デザートコース専門店「VERT」のオーナーシェフ、田中 俊大氏が監修した日本茶デザートカフェ「いっせん」がオープンしました。田中氏は新宿にあったデザートバー「ジャニス・ウォン」や、六本木の人気モダンフレンチ「Jean-Georges Tokyo(ジャン・ジョルジュ トウキョウ)」、「食べログ スイーツ TOKYO 百名店」に選出されている上野毛の「ラトリエ ア マ ファソン」で腕を振るっていた実力派。2022年にオープンした「VERT」は、日本茶を織り交ぜたデザートコースが楽しめるカウンターデザート店として人気を集め、予約が取れないことで有名です。そんな「VERT」の流れを汲む新店とあって、同店はオープン早々話題になっています。
メニューは和菓子2種類とお茶、季節のパフェがセットになった4,000円のコースのみ。+1,000円でお茶・お茶菓子、+2,500円でパフェの追加も可能です。お茶は茶ノ蔵の浅蒸し煎茶、山科茶舗の深蒸し煎茶など、6種類の中から選べます。
和菓子は月替わりで2種類提供します。8月の和菓子「ピオーネの大福」は、生姜とコンポートした山梨県産のピオーネを、山科茶舗の抹茶を使用した餡で包んでいます。「パッションフルーツのどら焼き」は、甘酸っぱいパッションフルーツと優しい甘みの大粒の大納言小豆を羽二重粉で作った生地で挟み、酸味と甘みが絶妙なバランスです。
パフェも季節のパフェから好きな物を一つチョイス。8月のパフェは、燻製の香りと大葉が爽やかな「大葉と燻製抹茶バスクチーズ」、山梨産のフレッシュな「あかつき」という品種の桃と大粒の大納言小豆、山科茶舗の抹茶アイスがベストマッチの「桃と大納言」、宮古島のマンゴーとみょうがのアクセントが楽しい「マンゴーと紅ほうじ」です。パフェは注文を受けてから作るので、フルーツのフレッシュさがたまりません。和菓子もパフェも、季節に沿って旬のものを使っているので、訪れる度に四季折々の新しいデザートに出会えるのもうれしいですね。
ガラス張りの入り口から明るい光が差し込む店内は、和のテイストにまとめられ落ち着いた空間。茶器や皿にもこだわっていて、眺めているだけでも飽きません。客席はカウンター6席で、目の前でお茶をいれる様子やフルーツをカットするところなどが見られ、出来立てを味わえます。予約は12時、14時、16時、18時の4回で、席は90分制です。デザート好きにはたまらない、美しくおいしいスイーツを堪能できる新店。既に人気が広まっているので、早めのチェックがおすすめです。
食べログレビュアーのコメント
『もはや人気を超えて唯一無二のデザートコースの名店と言える
神楽坂「VERT」田中シェフ監修のお店。
こちらもコンセプトはお茶とデザート。
日本茶を目の前で煎じてもらいパフェと愉しむというスタイルで
カウンター席のみの完全予約制。
これからはパフェだけでなくメニューを増やし、夜の営業もされる予定らしいです。
アルメニアブラックというアルメニア産の一枚岩を繋ぎあわせたオシャレな
カウンターで煎じていただいたのは
玉露、”桃と大納言”のパフェと一緒にいただきました。
お茶菓子にピオーネの大福とパッションフルーツのどら焼き付き。
田中シェフ監修とはいえ店主の和田さんはお茶に精通された方でいろいろお話を
聞くと知らない事ばかりで飽きることがありません。
煎れていただいた玉露は丸みがありお出汁のような柔らかい味わい。
渋みはしっかりなんだけどどこか軽やか、
とろとろとしたような口あたりでとても美味しいです。
パフェの桃は甘〜くみずみずしい。
つゆひかり煎茶のアイスの深み、コクとあわせて。
大納言でさらに甘さが重なります。
キャラメルっぽいチュイールの香ばしくパリパリな味わいと食感はアクセントに。
ブランマンジェの生姜の香りが後からふわっと広がります。
もともとジェラートのお店を運営しているのもあってアイスが
味わいのポイントになっていそうです。
VERTのグラスと同じ作家さんの木のグラスがオシャレ、
ボリュームはそんなに多くはありません』(senac253さん)
『今や予約が中々取れない人気店となったお店のオーナーパティシエのプロデュースするデザートは、目でも舌でも楽しめるステキなメニューばかり。
構成は、
・お茶6種から1種類を選択
・お茶菓子2点
・3種のパフェから1種類を選択
お茶菓子は、作り置きせず当日作ったものを出されていて、
パフェについても、注文を受けてから、対象のフルーツをカットし始めるので、フレッシュな状態で頂ける。
アイスについても、元々ジェラート屋を経営している会社のお店につき、とても舌触りが滑らかかつ、フルーツとの相性が抜群な仕上がりになっている。
OPENから既に予約困難店となっているそうであるが、平日昼は未だ比較的取れること、当日フラッと立ち寄る人のための席も数席用意されているとのことで、デザート好きは一度は行ってみる事をオススメする』(孤高のグルメ貴公子さん)
※価格はすべて税込。