〈New Open News〉
毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。 早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!
Pâtisserie YUTA ogura vision Y(パティスリー ユウタ オグラ ビジョン ワイ)(調布・つつじヶ丘)
2023年6月30日、京王線「つつじヶ丘」駅からすぐの場所に「Pâtisserie YUTA ogura vision Y(パティスリー ユウタ オグラ ビジョン ワイ)」がオープン。フランス仕込みの本場の味を伝えるスイーツを求めて、連日、多くの人が訪れ、閉店時間を待たずに売り切れてしまうほどの人気です。
シェフパティシエの小倉 優太さんは、パティシエを志し、東京の一流店で修業した後、さらに本場の味を学ぼうと渡仏。パリの世界的に有名なパティスリーやエクサン・プロヴァンスのパティスリー、ワイナリーなどで研鑽を積みます。帰国後は首都圏の有名店や老舗などでさらに学び、満を持して独立。「Pâtisserie YUTA ogura vision Y」をオープンしました。
店のコンセプトは本場パリのエスプリを伝えること。日本人の舌に合わせることなく、フランスで使っていた素材や型をできるだけ使用し、本場の味を伝えることを大切にしています。
店舗はテイクアウトのみ。フランスの最先端のブティックをイメージしたというインテリアは、テーマカラーとした黒とオレンジの色使いがモダンでスタイリッシュ。焼き菓子などのパッケージも店名のロゴをオレンジ色に配し、ビジュアル抜群。手土産にもぴったりです。
店内にはケーキや焼き菓子のほか、クロワッサンなどのパンも置かれています。フランスのパティスリーはパンや惣菜も扱うのだそう。本場の店の雰囲気を味わってほしいというシェフの思いの表れです。
ショーケースには季節のフルーツを使った、色彩豊かなケーキがズラリと並びます。どれにしようか迷うのも幸せな瞬間ですね。ケーキのラインアップは、毎日農家から届くフルーツや食材、季節などを見極めてから決めるため、その都度変わります。
定番で並ぶのは「シュー・ア・ラ・クレーム」。フランスではパティシエの技術が試されるスイーツとして知られ、シェフの高い技術を垣間見ることができます。
カラフルなフルーツ使いのケーキも人気ですが、チョコレート系もおすすめ。「タルト・ショコラ・キャラメル」は、チョコレートムースの下にキャラメルソースをたっぷり詰めた軽い食べ心地のケーキ。ほろ苦いキャラメルソースと甘さ控えめのチョコレートのバランスが絶妙です。
「一人ひとりのお客様と丁寧に向き合いたい」と、都心ではなく郊外に店舗をオープンしたのだそう。日本にいながらパリ気分でスイーツを買いに出かけてみてはいかがでしょう。
食べログレビュアーのコメント
『タルトシトロン980円
ケーキを引き立たせるクセのないタルトの上にホワイトチョコでレモン型にコーティングされたものがのっており、中にはマスカルポーネを使用したクリーム、さらにその中にはレモンを皮ごと使用したソースが入っており、皮の苦味で味が引き締まります。タルトの周りのピスタチオは彩りはキレイですが味では脇役な感じ。口に入れた瞬間レモンの爽やかな風味が広がります!
シューアラクレーム380円
カスタードホイップたっぷりのシュークリーム。生地は軽くクリームを引き立ててくれます。外はサクッとしていて口のなかでバターの風味が香る美味しい生地。クリームはホイップ強めであっさり』(kouign amannさん)
『コンフィチュールを購入しました。店主が最も旬の時期と地域でしか材料を仕入れないと仰る絶品。日本のジャムは砂糖と果物で作りますが、これはチョコレートが入っているそうです。持ち帰ってクラッカーに塗り、口に含んだ刹那、香りが口を抜けて鼻の奥迄届く程の芳醇さ。フルーティーとはこの事を言うのか?!と思った程です。超絶オススメです』(上級軍曹さん)