〈New Open News〉

毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!

701(東京・御茶ノ水)

外観
外観   写真:お店から

2023年7月、御茶ノ水駅から徒歩5分のところにオープンした「701(ナナマルイチ)」は、ランチ・ディナーともにコース料理を楽しめるイタリアンです。

写真:お店から

オーナーシェフの直井一寛氏は、1976年栃木県生まれ。大阪あべの辻調理技術研究所を卒業後「レストラン キャンティ」で約10年間修業を積み、神谷町「ラ・ターナ・ディ・バッコ」(※現在は閉店)にオープニングスタッフとして入社し、2006年から12年間料理長を務めました。その後2018年に「リストランテ アクアパッツァ」に入社後は、オーナーである日高シェフの右腕として活躍し、2023年に独立。同店在籍時から日本イタリア料理協会の実行委員も務めています。

名店で培った経験と技術の集大成として、満を持してオープンさせた店舗の名は、直井氏の姓を「701」と数字に置き換えて「ナナマルイチ」と読みます。

前菜の盛り合わせ
前菜の盛り合わせ   写真:お店から

こちらでいただけるのは、ランチ、ディナーともにコース一択(ランチコース5,500円、ディナーコース9,900円)。アクアパッツァ時代から日高シェフに任され、生産者の支援もしていたという直井氏。自身のお店でも、食材を直接仕入れ、ストーリーや思いを聞きながら、おいしさを活かせる調理法を考えて提供することに注力しています。

釜揚げシラスと大葉のスパゲッティーニ
釜揚げシラスと大葉のスパゲッティーニ   写真:お店から

コースの中でおすすめなのは「釜揚げシラスと大葉のスパゲッティーニ」。キャンティ時代に学んだ技術が活かされた一品です。また、メインで提供する備長炭で焼き上げた牛肉や豚肉、魚もおすすめです。

内観全体
内観全体   写真:お店から

ここはかつてフレンチの名店「TERROIR Kawabata」があった場所。独立に向けて動き出そうというタイミングでご縁をもらい、お店の場所を受け継いだのだそうです。

座席数は16席。神田川沿いに位置するお店は、目の前が抜けていて、大きな窓からはやわらかな陽光が射し込み、明るい雰囲気を演出しています。東京メトロ丸ノ内線、JR総武線、JR中央線が交差する場所で御茶ノ水駅のホームもほど近く、行き交う電車を眺めることができるビュースポットでもあります。本格イタリアンと東京らしい景色を楽しめる、一度で二度おいしいレストラン。仕事仲間や気のおけない友人、家族や恋人と訪れたい、素敵なお店です。

 食べログレビュアーのコメント

CHITAN
くちどけ加藤ポークの備長炭炭火焼き   出典:CHITANさん

『店内の窓からはJR・東京メトロの電車が見えるトレインビューで子どもたちが喜びそうなレイアウトになっています。

ランチのメニューは「Pranzo」5,500円(税込)のみの設定です。

デザートまで全6品、内容も充実しています。
前菜は5品の盛り合わせ、手も込んでいます。
特に「ポルペッテ」は牛挽肉を一度炒めてから粉を付けて揚げているので、噛んだときの弾力がスゴいです。

パスタは対照的な2種類、特にアッラッビアータは唐辛子ではなく、柚子胡椒を効かせています。
ピリッではなく、ガツンとパンチの効いたアッラッビアータに仕上がっています。
また、「アッラッビアータ」とイタリア語をより忠実に読ませるところにもこだわりを感じました。

メインもボリュームたっぷり・・・、付け合わせの野菜も火の通しが絶妙で◎でした。

〆のデザートは梅が×なので、予約時に伝えて変えていただきました。
こういう細やかな対応をしてもらえると嬉しいですね』(CHITANさん)

fukuちゃん155
出典:fukuちゃん155さん

『窓から電車が走るのが見え音楽が特になくとも(電車が走る音が聞こえ)ゆっくり過ごせるイタリアンのお店。席は4テーブル。お料理はコースのみ。私は今までアラカルトで頼むことが多かったですが、コースはお料理全体のバランスが取れ、自分では選ばない組み合わせで新たな発見があります(パスタはこういったものがあります。お肉かお魚も今日はこういったものが用意できる、苦手な食材など聞いてくれました)Youtubeで見ていた直井シェフのお人柄がお料理にとても反映されており、大満足の時間を過ごせました。デザートは甘いものが苦手なのでフルーツをお願いしました』(fukuちゃん155さん)

※価格はすべて税込

※「食べログ」に掲載されている情報をもとに、料理名・金額等を掲載しております。 営業時間やメニュー等の内容に変更が生じる可能性があるため、最新の情報はお店のSNSやホームページ等で事前にご確認をお願いします。

文:斎藤亜希