〈New Open News〉

毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!

BOO BOO BAK KUT TEH(京都市役所前)

こばみつ
出典:こばみつさん

2023年4月、京都市役所前駅から徒歩約3分のところにオープンした「BOO BOO BAK KUT TEH」(ブー ブー バクテー)は、シンガポールのソウルフードである肉骨茶(バクテー)の専門店です。
お店を手がけるのは、キッシュとタルトの名店「cafe marble」やビールの醸造所「Bighand Bros.Beer」を手掛ける京都のデザイン事務所「Marble.co」。オーナーがシンガポールへ行った際、現地で食べたバクテーの衝撃的なおいしさが忘れられず、その瞬間からいつか自分でバクテーのお店を持ちたいと思い続けて、今回のオープンに至ったそうです。

写真:お店から

バクテーとはシンガポールとマレーシアでよく食べられているローカルフードで、豚のスペアリブなどの骨付き肉をニンニクや薬膳と一緒に柔らかく煮込んだ醤油ベースのスープ。栄養がたっぷりと溶け込み、暑い時には夏バテを防ぎ、寒い時には体を温める効果があるといわれています。

写真:お店から

お店のおすすめは「スペアリブスープセット」1,400円。柔らかく煮込んだ上質な国産豚スペアリブ入りのスパイシーなスープと、ツヤツヤで大粒のふっくら炊きたてご飯、青菜のオイスターソース炒め、自家製油条(中国式の細長い揚げパン)、薬味(パクチー、唐辛子)のセットで、その大きいお肉に豪快にかぶりつきたくなるビジュアルです。ご飯はスープをかけながらいただくのが一般的。雑炊やお茶漬けに近いので、食欲がない日やお酒を飲んだあとのシメにも良さそうですね。

写真:お店から

「賞味期限3分ビーフン」 800円もおすすめメニューです。スペアリブのスープがたっぷりと染み込んだビーフンと、シャキシャキとしたもやしが合わさって食べごたえ抜群。一皿で満足できるボリューム感です。

こばみつ
出典:こばみつさん

座席数は30席。元々老舗の肉屋だったという内装を生かしつつ、ネオンサインなどで東南アジアの賑やかさと雑多な雰囲気が加えられています。天井からぶら下がっているのは、枝肉を掛けるためのフックだとか……他にも、店内を見渡せば面白い発見があるかもしれません。

こばみつ
出典:こばみつさん

こちらの個室は、肉屋時代に冷蔵庫として使われていた場所。見ているだけで涼しさを感じられそうな空間ですね。冷蔵庫の中で食事をしているかのような、少し変わった個室でアツアツのバクテーを味わうのも楽しそうです。

こばみつ
出典:こばみつさん

同社が手がける新ブランドの自家醸造クラフトビール「BigHand Bros. Beer」や自家焙煎コーヒー「DRIP & DROP COFFEE SUPPLY」も、同じフロアで楽しむことができます。バクテーを食べながらビールを。食後にコーヒーを。もちろん飲み物だけでも。さまざまな楽しみ方を見つけてくださいね!

 食べログレビュアーのコメント

こばみつ
出典:こばみつさん

『アジアなネオンが彩る店内で頂く【スペアリブスープセット】(1400円)は、
器から溢れんばかりのバクテーと、ライス、青菜のオイスター炒め、自家製油條(中華式揚げパン)、薬味がセットに。

スープはやかんでおかわりを注いでくれるので、ご飯にかけたり、薬味で味変したり、油條をスープに浸して食べたり、存分に楽しめますよ。

入口には、
「cafe marble」でも使用しているコーヒーのスタンドや、
醸造所「Bighand Bros.Beer」のバーカウンターも設置。
肉骨茶、クラフトビール、コーヒーも楽しめる自由度高い食堂ですね(>ω<)』(こばみつさん)

※価格はすべて税込

※「食べログ」に掲載されている情報をもとに、料理名・金額等を掲載しております。 営業時間やメニュー等の内容に変更が生じる可能性があるため、最新の情報はお店のSNSやホームページ等で事前にご確認をお願いします。

文:斎藤亜希