〈New Open News〉
毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。 早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載！
らーめん処 くろ助（東京・阿佐ケ谷）
2023年5月10日、JR阿佐ケ谷駅からほど近い場所に「らーめん処 くろ助」がオープン。「らーめん処 くろ助」は2019年に新高円寺にオープンし、瞬く間に行列ができる人気店となったラーメン店。店主が作る絶品しょうゆラーメンを求めて、早くも多くのラーメン好きが訪れています。
店主の小島康裕さんは、ラーメンクリエイターの庄野智治さんが率いる「麺庄」グループなどで修業。「麺や 庄の ラゾーナ川崎店」（閉店）や、ミシュラン一つ星店「Japanese Soba Noodles 蔦」監修の「日本麺料理 さくら」（閉店）で店長として活躍した後、南阿佐ケ谷の名店「らぁ麺 いしばし」（閉店）などでも腕を振るってきた実力派ラーメン職人です。
移転した場所はJR阿佐ケ谷から徒歩2分、“いちょう小路”と呼ばれる昔ながらの飲み屋横丁の近くにあります。席数はカウンター6席に、4人掛けのテーブルが2卓。ラーメンをサクッと食べたり、トッピングでビールを一杯楽しんだりとさまざまなスタイルで利用できそうです。
メニューは「醤油ラーメン」と「塩ラーメン」をベースとして、スープを「シジミスープ」に変更する、トッピングを全部乗せにするなどのオプションがあります。
一番人気は「醤油ラーメン」。琥珀色に澄んだスープには「美桜鶏」と「桜姫鶏」、2種類のブランドの丸鶏からとった動物系だしと、エソ煮干しなど数種類の煮干しを使った魚介だしが使われています。エソ煮干しとは白身魚のエソを加工した煮干しで、雑味が少なく、甘めの品の良い味わいが特徴です。
しょうゆダレには木桶を使った伝統的な手法で職人が造る「下総醤油」と、再仕込みした濃厚な甘露しょうゆのダブル使い。麺は有名ラーメン店御用達、菅野製麺所製の中細ストレート麺。小麦の香りが豊かな麺は、パツパツとした歯応えのある食感で、旨みが満ちたスープによく絡みます。
トッピングは豚肩ロースと豚バラロールの2種類のチューシューに、細メンマ、海苔、紫タマネギなどの野菜。「全部乗せ」ではチャーシューの量が増え、味玉とワンタンが追加されます。
ユニークなのは、卓上調味料にタバスコが用意されていること。スープが残り少なくなったタイミングで入れると味がしまるのだそう。試してみたいですね。
しょうゆの香りが立ち、スッキリとしながらもコクがあり、風味豊かなスープ。「蔦」や「らぁ麺 いしばし」などの名店の味を彷彿とさせるおいしさが文句なしだと評判です。
数々の名店で腕を振るってきたラーメン職人が作る渾身の一杯を味わいに、出かけてみてはいかがでしょう。
食べログレビュアーのコメント
『暫し待ったところに、”醤油ラーメン/トッピング全部のせ”のご登場！
まずはスープから頂いてみると、鶏のふっくらとした旨味が口に広がり、円やかでコクのある醤油とのバランス感覚も素晴らしく、とても美味しい。
一口目に感じた鶏のインパクトは、3年半前には感じられなかったもので、鶏油とか色々ブラッシュアップされてきたんだろうなーと感じたと同時に一瞬ですが”らぁ麺いしばし”の味がよみがえってきました』（松一君さん）
『スープはまろやかで洋の風味も感じエレガント。
鶏に香味野菜と思われる出汁メインで、後半魚介も少し感じます。
麺はストレート細麺。
ホクホクとした食感でスープの持ち上げも良いです。
チャーシューはバラロールと肩ロースの2種。
しっとりバラロールも良いですが、燻製風味の肩ロースが変わっていて秀逸です』（デイルス・マイビスさん）
