〈New Open News〉

毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。

添好運 東京ドームシティ ラクーア店(東京・水道橋)

2023年5月、後楽園駅からすぐの場所にある文京区のエンターテインメント融合商業施設「LaQua(ラクーア)」に、点心レストラン「添好運(Tim Ho Wan/ティム・ホー・ワン)」がオープンしました。「添好運」は、4年連続でミシュラン三つ星を獲得したフォーシーズンズホテル香港の広東料理店「龍景軒」の点心師を務めたMak Kwai Puiシェフが、パートナーのLeung Fai Keungシェフと共に、“よりカジュアルに、日常的に本物の味を”という考えのもと独立して2009年に香港に創業した点心専門店です。 日常的な料金で一流ホテルの味を楽しむことができるレストランとして評判を呼び、2010年にはミシュラン一つ星を獲得しました。 2018年、日本初上陸として日比谷店がオープンし、翌2019年には新宿サザンテラス店をオープン。点心は香港同様のコンセプトで、店舗厨房においてオリジナルレシピで丁寧に手作りされています。3店舗目となる同店でも、本格的な味わいをリーズナブルな価格で提供します。

「LaQua」が、開業20周年を機に実施している過去最大規模となるリニューアルのラストを飾る真打ちとしてオープンする新店舗は、訪れる若年層やファミリー、子ども連れグループに配慮した造りになっています。従来の店舗よりもポップなインテリア、ファニチャーで構成し、本場の味とコンセプトはそのままに、香港点心という食文化をより幅広い世代に、カジュアルに楽しんでもらえる空間づくりを意識しました。

ベイクドチャーシューパオ

味わってもらいたいメニューをいくつかご紹介。「ベイクドチャーシューパオ」3個780円は、サクサクの生地の中に甘めのチャーシュー餡が入った、世界中にもファンが多いという「添好運」の代表的な一品。香港のローカルフードでもあるライスロール「海老と黄ニラのチョンファン」780円は、ツルンとしたなめらかな米粉の生地とプリプリの海老のハーモニーがクセになります。点心の定番「大根餅」680円は、表面を香ばしく焼き、外側はカリッと、中はモッチリとした食感が楽しめます。「スペアリブの蒸しご飯」880円は、特製スペアリブとジャスミンライスを蒸したボリューム満点メニュー。スペアリブの甘みや旨みがご飯にしっかり染み込んでいて、豆鼓の独特の香りがたまりません。

東京ドームも近いので、野球観戦の前後やスパでリラックスした後、ショッピングや遊園地で楽しんだ後に、家族や友人と気軽に行ける本格的な香港点心専門店。休日のお出かけが、さらに充実しそうですね。人気になること間違いなしの、注目の新店です。

※価格はすべて税込

※「食べログ」に掲載されている情報をもとに、料理名・金額等を掲載しております。 営業時間やメニュー等の内容に変更が生じる可能性があるため、最新の情報はお店のSNSやホームページ等で事前にご確認をお願いします。

文:佐藤明日香 写真:お店から