3. 誠養軒

北野天満宮近くにある、筆者が大学時代にお世話になっていた中華屋さん。当時500円だった中華そばばかり食べていたのでラーメン屋かと思っていましたが、酢豚や八宝菜、中華飯などもあるれっきとした中華料理店でした。外観も屋台のようですが一応店舗になっています(笑)。とにかく、店主が温厚でホッとさせる人柄。メニューに「毎日やる気がなくなり次第、帰ります」と宣言してあるのが微笑ましいです。

ファイヴ・スポット
この外観だけでも遺産級!   出典:ファイヴ・スポットさん
ファイヴ・スポット
叉焼麺、すごくないですか!? 900円とは安い   出典:ファイヴ・スポットさん
大阪らんちう
中華飯もレベルが高い   出典:大阪らんちうさん

中華そばは710円。それでもリーズナブルですよね。プレハブのような外観なので(失礼)入るのに勇気がいると思いますが、知っている人はめっちゃ通っています。いつまでも続いて欲しいお店です。

4. 六波羅飯店

六波羅蜜寺すぐそば、なかなか1人では入りづらい外観ですが、一見客もウェルカムなので大丈夫です。中華の王道以外のメニューが気になるところですが、おすすめは「とりの天ぷら」。鶏唐揚げとも違う、片栗粉多めのサックリした衣が特徴です。何より細長い形状がユニーク。筆者は勝手に「鶏スティック」と呼んでいます。コショウが利いていてさっぱりした後口が好印象です。

chang_ume
魔界の入り口みたいな外観ですが、意外と入りやすい   出典:chang_umeさん
ツマジロ
ザ・町中華!な内観ですね   出典:ツマジロさん
紫陽花の朝
とりの天ぷら。鶏スティックって呼びたくなるでしょう(笑)   出典:紫陽花の朝さん

カレーラーメン、キムチラーメン、カレーチャンポンといった不思議なメニューもあり、なぜかジンギスカンまで。このエリアには取材NG洋食店や、ローカル商店街など、ディープなスポットが多いので探索してみて欲しいです。

5. 中華 六六

町中華にしては珍しく、オープンしてまだ5年ほどのお店。知人のカメラマンが「烏丸にあった伝説の店が名前を変えて移転してんねん」とこっそり教えてくれました。看板メニューは前店からの名物だった担々麺。他のメニューも熟練の技を感じるクオリティで、一気に予約必須の人気店になってしまいました。大徳寺から近いので、散策途中のランチに最適です。町家を改装した空間も和めます。

千本桜はんひち
京都らしい佇まいの建物   出典:千本桜はんひちさん
tokarico
幻の担々麺が再びいただけるとは……   出典:tokaricoさん
OhShowSun
麻婆豆腐に羽根付き餃子など、何でも美味   出典:OhShowSunさん

烏丸にあった頃はランチでよく行っていたので、その味がまだ食べられるのがうれしい限り。「六六」になってもランチは健在です!

※価格はすべて税込。

※営業時間やメニュー等の内容に変更が生じる可能性があるため、最新の情報はお店のSNSやホームページ等で事前にご確認をお願いします。

文:猫田しげる