食通が見いだした今月の新店

新型コロナウイルスの流行により苦戦を強いられていた飲食店は、少しずつ元の活気を取り戻し始めています。私たちも我慢の連続から少し解放され、おいしいものを食べて明日への活力に、そして、飲食店をより盛り上げて行きたいですね。

そこで、グルメ情報に精通している方々に、最近訪れた新店に関するアンケートを実施。特に注目している「今月の新店」について教えていただきました。

今回は、グルメジャーナリストの東龍さんにお答えいただきます。

教えてくれる人

東龍

1976年台湾生まれ。テレビ東京「TVチャンピオン」で2002年と2007年に優勝。ファインダイニングやホテルグルメを中心に、料理とスイーツ、お酒をこよなく愛する。炎上事件から美食やトレンド、食のあり方から飲食店の課題まで、独自の切り口で分かりやすい記事を執筆。審査員や講演、プロデュースやコンサルタントも多数。

今月のベストワン

Q. 直近で行った新店の中で、特におすすめしたいお店を教えてください

A. 「中國料理 跳龍門」です

品のある店内

2021年9月10日にGINZA SIXにオープンし人気店となった「跳龍門」が、ヒルトン東京お台場に2023年1月26日誕生しました。ホテルのスペーシャスな空間には、広いダイニングやおしゃれなバー、5つもの個室が設けられていて、さらに魅力的になっています。GINZA SIX店でも料理長を務めた袁家寳(エン・カポ)氏が料理長を務めているので、料理のクオリティも保証付きです。お酒も充実していて、ヴィンテージもののウイスキーや入手困難なワインもラインアップ。広東料理をベースにバラエティ溢れるメニューが用意されており、使いやすい空間となっているので、さまざまなシーンで利用できます。

Q. 「中國料理 跳龍門」でおすすめしたいメニューを教えてください

A. 「鶏のクリスピー姿揚げ」(一羽 12,100円/半羽 6,650円)です

鶏のクリスピー揚げ

GINZA SIX店の人気メニューで、袁氏のスペシャリテでもある自慢の逸品。茨城県の契約農家から仕入れた鶏で、細身で引き締まっていながらも、背中からお尻にかけて脂がのっていて、メリハリのある肉身です。丹念に油をかけて仕上げるので、皮がパリパリッとして、癖になる食感になっています。熟練の業が堪能できる料理であると言えるでしょう。

※価格はすべて税込。

※アンケート内容と「食べログ」に掲載されている情報をもとに、料理名・金額を掲載しています。最新の情報はお店にご確認ください。

※時節柄、営業時間やメニュー等の内容に変更が生じる可能性があるため、お店のSNSやホームページ等で事前にご確認をお願いします。

※外出される際は人混みの多い場所は避け、各自治体の情報をご参照の上、感染症対策を実施し十分にご留意ください。

写真:お店から
文:東龍、食べログマガジン編集部