〈New Open News〉
毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!
しおらーめん進化 2nd(東京・鶴川)
2022年10月に鶴川駅から徒歩20分ほどの場所にオープンした「しおらーめん進化 2nd」は、5年連続で食べログ ラーメン TOKYO 百名店に選出されている塩ラーメンの名店「町田汁場 しおらーめん進化 本店」が手掛ける町田駅前店に続くセカンドブランド店です。
中山店からの移転ということですが、スープ・麺・具材全てを一新して、既存店とはまた違う、新たな塩ラーメンを提供しています。
メニューは「しおらーめん」900円、「焼豚らーめん」1,200円、「しお全部入り」1,300円、「背脂生姜のしおらーめん」950円、「背脂生姜焼豚らーめん」1,250円、「背脂生姜全部入り」1,350円。今後は「しおつけ麺」1,000円も販売予定とのこと。
サイドメニューには「焼豚飯」400円、「鶏塩飯」380円、「名古屋コーチンの漬け卵ご飯」350円。鰹節がたっぶりのった「名古屋コーチンの漬け卵ご飯」は、濃厚な名古屋コーチンの卵の旨味が凝縮されていて、人気の出そうな一品です。
「しおらーめん」のスープは名古屋コーチンの丸鶏をベースに、鶏ガラ、豚ガラ、羅臼昆布、煮干し、さば節、宗田鰹節など20種類以上の食材を使用し、わじまの海塩、矢堅目の藻塩、カンホアの塩などの塩で調整した、こだわりのスープ。背脂の甘味が丁度良く、生姜がほのかに香り、キレが良くおいしいと評判です。
麺は自家製の平打ち中太麺で、同店専用に国産の小麦粉を5種類ブレンドしているそう。小麦の豊かな風味を感じながら、ゆでる前に手もみして作られた強い縮れのしっかりした食感を楽しめます。
焼豚は脂の多い部位を吊るし焼きにしていて、燻製の香りが良く、ジューシーで食べ応えもあります。また、真空低温調理した鶏チャーシューはモモ肉を使用し、しっとりと柔らかくて、食べた人からは絶賛されています。
広々とした店内には、カウンター8席と2人用のテーブルが4卓と4人用のテーブルが1卓あります。鶴川の駅からは少し離れた場所ですが、近くの店舗と共用の駐車場が40台分あるので、車で訪問するのには便利です。混雑を避けるために、しばらくは記帳制になっています。売り切れで営業時間より早く終了する場合もあるので、訪問の際は早めに行って記帳しておくのがおすすめですよ。
本店とはまた違うインパクトのある一杯「しおらーめん進化」の進化は、まだまだ止まらなそうですね。今後も楽しみです。
食べログレビュアーのコメント
『「しお全部入り」1300円。煌めく黄金スープに焼豚2枚、鶏チャーシュー3枚。
それにしお味玉、メンマネギ2種です。
スープは口当たりが軽く、染み渡る尖りの無い魚介に鶏の滑らかな厚み。
塩ダレ由来なのかミネラル感があり、ストレスなく旨味の微粒子が染み渡ります。
麺は茹で前に都度手揉みした自家製麺。
ちぢれが口の中で暴れる感じの美味しい麺です。
焼豚は吊るし窯焼きのバラ。
スモーキーさと香ばしさがあり脂身もジューシーで、かなり旨い焼豚です。
鶏チャーシューは胸肉ではなく鶏もも肉。
もっちり柔らかく、しっかり目の下味も調理も文句無しです。
出汁の染みたコリコリメンマにキレのある塩味が染みた「しお味玉」も丁寧な仕込み。
デフォは焼豚1枚にメンマだと思うので、「全部入り」の満足度高いです。
大衆性ある味わいを良い素材と技術で昇華させた一杯。
親しみやすくも特別感あるラーメンでした。』(デイルス・マイビスさん)
『注文はデフォルトの“しおらーめん”。
スープは本店、町田駅前店とは全て違う仕様で、名古屋コーチンの丸鶏をベースに鶏ガラ、豚ガラ、羅臼昆布、うるめ煮干、鯖節、宗田節、その他20種類程度の食材を使用した出汁。塩ダレにはこだわり抜かれた4種類の塩を使用。
スープを飲んでみると、本店、町田駅前店のキレのあるものとは違った口当たりの軽い丸みのある鶏と魚介。
淡麗ながらも優しいまろやかな塩スープで非常に好みです。スープ表面には薬味ネギが散らしてあり良いアクセントになってます。
麺は店内で製麺された国産小麦100%の多加水自家製麺。手揉みされたぷるっと柔らかめもちもち麺。啜り心地の良さとスープの持ち上げ具合、プツンと切れる感じがたまらなくとても美味しい麺である。
トッピングコリっとした細切りメンマ、小ネギ、吊るし焼きの豚バラチャーシュー。チャーシューはかなりスモーキーさとジューシーさ、ほろほろしておりとてめ美味しいです。
総じて、新しくどこか懐かしい優しいスープで、個人的には“進化グループ”で一番好きな一杯でした。つけ麺が出たらまた来よう。』(りゅーめんさん)