秋山具義が注目! 今いちばん新しい麺
「麺」と言っても、ラーメン、うどん、そばなどさまざま。いろいろな麺の新店が続々とオープンする中、「食べログ グルメ著名人」であり、自他共に認める“麺マニア”の秋山具義さんが今気になるお店へ行き、レポートしてくれました! 今回は中目黒駅から徒歩3分ほどの場所にあるラーメン店です。
教えてくれる人
秋山具義
1966年秋葉原生まれ。1990年日本大学芸術学部卒業。広告代理店I&S(現 I&S BBDO)を経て、1999年デイリーフレッシュ設立。広告キャンペーン、パッケージ、写真集、CDジャケット、キャラクターデザインなど幅広い分野でアートディレクションを行う。主な仕事に、東洋水産「マルちゃん正麺」広告・パッケージデザイン、AKB48「ヘビーローテーション」CDジャケットデザインなど。著書に「世界はデザインでできている」がある。2016年より「食べログ」グルメ著名人としても活動。J-WAVE「ALL GOOD FRIDAY」にランチのスペシャリストとして出演している。
9月のNEW麺「らぁ麺 恋泥棒」
9月1日に中目黒高架下にオープンしたこちらは、今は亡き“ラーメンの鬼”佐野実さんのお店「支那そばや」が監修していて、「支那そばや」の味をベースにしているそうです。
「醤油らぁ麺」「塩らぁ麺」が1,100円で、「特製らぁ麺」になると1,600円。ラーメンとしてはけっこう攻めた価格帯ですが、食材など材料費の高騰や、中目黒という場所の家賃を考えると、そうなりますよね。ついにラーメン1,000円超え時代がやってきました。
ぼくは、中間の価格の「味玉醤油らぁ麺」1,300円をオーダー。スープは清湯醤油で、鶏油の甘みを感じる濃いめの味付けで、醤油の芳醇な香りが鼻にもおいしい。この手のスープには、中細ストレート麺がよく合いますね。
チャーシューは、金華豚のバラ肉で、脂身が多いので好みはあるかもしれませんが、ぼくは大好きです。
また、店名をイメージしたハートの麩がユニークでかわいい。女性が一人でも入りやすいし、ラーメンデートにも最適だと思います。中目黒にはラーメン店がたくさんありますが、このクオリティーで、11〜22時の通し営業の店があまりないので、貴重だと思います。
食べた後、しばらくして目をつむると、あの醤油スープの香りを思い出してまた食べたくなっちゃうので、その辺りが「恋泥棒」なんでしょうか。