〈New Open News〉

毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!

鮨 こまり(東京・溜池山王)

写真:お店から

2022年6月に溜池山王駅から徒歩1分ほどの場所にオープンした「鮨 こまり」は、季節の移ろいを魚で感じる本格江戸前寿司を堪能できる寿司店です。

大将の福嶋 敏氏は地元埼玉で修行し、店主として10年間経営した後、更なる高みを目指して上京。麻布台の老舗日本料理店「青柳」で経験を積み、予約困難な月島の「立ち食い鮨 まさ」などで技術を磨き続けました。そして現在「鮨 こまり」の大将として、様々な経験に裏打ちされた、本格江戸前寿司を提供しています。

写真:お店から

こだわりのシャリは砂糖をほとんど使わず、赤酢と塩を利かせ、魚本来の旨味や香りをキリッと引き立たせます。ネタは現役で豊洲の仲卸人として魚を扱っている福嶋氏自ら買い付けているため、旬の新鮮な素材が味わえます。

昼のメニューは驚きのコストパフォーマンスと人気の「お昼のにぎりコース(全13品)」(5,000円)と、「お昼のにぎりコース(全18品)」(8,000円)。夜はその時期の旬のネタを一品料理と握りで楽しむ21品の「夜のおまかせコース」(19,800円)があります。

また、9月12日から期間限定プラン「夜のにぎりコース(全18〜19品)」(12,000円)も登場。大将のおまかせを堪能した後、専用のネタ箱の中から気になるものを数貫選んで握ってもらうスタイルだそう。お手頃な価格でボリュームもあり、選べるわくわく感で満足すること間違いなしです。

写真:お店から

店内はカウンター席が8席あり、清潔感に溢れ明るく落ち着いた雰囲気です。寿司に合う厳選された日本酒も揃っています。昔からの伝統的な仕込みと丁寧な仕事、魚に寄り添った酢飯で握る本格江戸前寿司、人気になりそうな新店です。

食べログレビュアーのコメント

写真:お店から

『全体的にしっかりめの握り。
酢飯は、酢と塩を利かせ砂糖をほとんど使わないもので、最初は少し塩が強いかと思ったが、食べているうちにちょうど良い塩梅となってくる。

それは、青柳等の修行で習得したネタに対する仕事がしっかりしているからなのであろう、
炙りや、漬け加減、ねかせの長さが、ちょうど良い。
今回いただいた中では、タカベの炙り加減が絶妙だった。
あまりこちらでいただく機会の無い、関西の高級魚である。
また、シャコが絶品で、ここ数年いただいたシャコの中でも味付けが一番の好みだった。

中トロは、柚子をシャリの下の部分、ちょうど舌が触れる部分にかるく付けている。
そういった配慮もまた心地よい。』(じきさん)

写真:お店から

『お酒は日本酒をおまかせでお願いした。
自然郷、あべは初めて飲むお酒で、自然郷はフルーティーで味わい豊か。あべは米の旨味の中に程よい酸とキレの良さがありどちらも美味しかった。
グラスが空きそうなタイミングで大将から店員さんに指示が飛び、「次何かお持ちしましょうか?」と絶妙なタイミグで声をかけいただきました。これはお酒が進みますね。

握りはこりこりの生きている身質なのに味わいがある鮎魚女からスタートし、プチっとした歯ごたえの後にねっとりとした甘みが広がるスミイカ、皮目がピシッとするほどしっかり目に締められているのに程よい酢加減の小鰭、昆布の風味がいいカレイの昆布締め、甘み爆発の肉厚ホタテと計14貫の握りをいただいた。

特に美味しかったのは春子鯛とメジマグロの大トロ。
春子鯛は外側が酢締めされて余分な水分が抜けており、中はふわふわ食感と甘みが閉じ込められていた。
メジマグロの大トロは程よい鉄分感を残しつつ、見た目よりもしっかり脂の旨味が感じられた。』(フィッシュイーターさん)

※価格は税込。

※外出される際は人混みの多い場所は避け、各自治体の情報をご参照の上、感染症対策を実施し十分にご留意ください。

※「食べログ」に掲載されている情報をもとに、料理名・金額等を掲載しております。 営業時間やメニュー等の内容に変更が生じる可能性があるため、最新の情報はお店のSNSやホームページ等で事前にご確認をお願いします。

文:佐藤 明日香